威力業務妨害
ーだからEBMは嫌われるー

なぜ、EBMが嫌われるのか?なぜ、EBM Evangelist達が迫害されるのでしょうか?それは、EBMが威力業務妨害にそのものだからです。

人間ドック(いや、普通の職場健診でさえも)を受けても長生きはできません。脳ドックに高いお金を払っても呆け予防にはなりません。MRIは脳卒中の診断に役立ちませんエゼチミブを上乗せしても心血管イベントは減少しません・・・・

「全ては御患者様のために」をスローガンとして掲げて「御患者様」の懐and/or「国民の皆様」が払った保険料から巻き上げたお金で飯を食っている人達に対して、喧嘩を売って歩くヤクザ者。それがEBM Evangelistです。

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冠動脈CT血管造影の施行で心臓手術と医療費が増加 MTpro 2012/2/9

〔米カリフォルニア州スタンフォード〕スタンフォード大学循環器内科と医療研究政策科のMark A.
Hlatky教授らがメディケア受給者を対象に行った観察研究により,冠動脈疾患(CAD)の新しい非侵襲的診断法である冠動脈CT血管造影(CCTA)を施行された患者では,その後に侵襲的心臓手術を受ける確率が,一般的な診断法である負荷試験を施行した患者の約2倍に上り,医療費も高額になることが明らかとなった。詳細はJAMA(2011;306: 2128-2136)に発表された。

■全死亡率は他の検査と同等
 Hlatky教授は,高齢者の冠動脈が全く正常に見えることは極めてまれであるとし,「街角でランダムに75歳の男性を選んで冠動脈検査を行った場合,全く異常なしということはほとんどありえない」と述べており,研究結果は同教授を驚かせるものではなかった。CCTAは陽性率が高い先端技術の診断法であるため,異常の検出頻度が高くなり,さらなる検査や冠血行再建術などの侵襲的治療につながる。
 CCTAで血管の異常が検出されるのは良いことのように考えられるが,過剰診断と潜在的な過剰治療につながる恐れがある。より多くの検査や治療を受けた患者は,血行再建術より薬物治療を行った方がよかったと考えられる。同教授は「CCTAを施行して高額な医療費を支出することが,患者の利益につながるかどうかは分からない」と述べている。
 CCTAを施行した患者では,心疾患関連の医療費が,心筋シンチグラフィーより40%近く高額で,負荷心エコーや運動負荷ECGの2倍近くに上ることも判明した。
 しかも,CCTAを施行することで,診断後6カ月の心筋梗塞による入院率はわずかに低下したものの,全死亡率は他の検査と同等であった。
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