どっちも要らない

っていうか、一義的に要らないのは製薬企業の営業社員に「情報」を頼るような医者だろ。そういう医者がいなくなれば、自然とセールスも要らなくなる。製薬企業の営業社員に医薬品の「情報」をお願いするのは、検察官や裁判官に医療事故やディオバン「事件」の「真相究明」をお願いするのと同義である。
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金太郎あめなら「MRは要らない」  神奈川県内科医学会・宮川会長( 日刊薬業 2016年7月25日 )
 一連の臨床研究の不正問題を受け、製薬企業各社が医師に行うプロモーション活動が厳しくなっている現状について、神奈川県内科医学会の宮川政昭会長は23日、東京都内で開かれた日本医薬品情報学会(JASDI)主催のフォーラムで「メーカーがありきたりの情報しか持ってこない状況だ。金太郎あめの状況なら、MRは要らないのではないか」と不満を漏らした。
 宮川氏は、かつては学会で発表された適応外使用のデータを参考情報としてMRが医師に提供していたが、プロモーションコードが厳しくなり、添付文書の範囲内の情報しか提供できなくなったとした。その上で「MR不要論が叫ばれるのは、当たり前の情報しか出せないからだ」と述べ、メーカーの対応を批判した。
 MRが会社の指示の下で動かざるを得ない状況には一定の理解を示した上で、「情報を流すことはできないが、医療現場のニーズを吸収し、社に上げることはできる」と述べ、MRがニーズをくみ取り製剤改良などで医療現場に還元することで双方向の関係が生まれると強調。厳格なコードの中でも、MRの活躍の場はあるとエールを送った。
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