東京大学大学院医学系研究科・医学部 倫理委員会において承認を受けた研究
PALSAR法を用いたKRAS測定試薬の性能の検討 (承認番号3333-62)
- 研究課題名
PALSAR法を用いたKRAS測定試薬の性能の検討 - 承認番号,承認日
平成25年3月8日(承認番号3333-62)
- 内容
大腸癌の治療に用いられる抗EGFR抗体薬は,EGFRに結合し,EGF-EGFRの結合を阻害することにより腫瘍細胞の増殖を抑制する.しかし,EGFRの下流に位置するKRAS遺伝子に変異があると,KRASが恒常的に活性化するため,抗EGFR抗体薬の効果が期待できない.そこで,抗EGFR抗体薬の投与前に,KRAS遺伝子の変異の有無を確認することが必要不可欠である.本研究では,PALSAR法を原理とするKRAS測定試薬の性能を検証し,既存試薬との性能比較を行う.(佐藤 優実子)