平成29年度日本生化学会九州支部例会シンポジウム・特別講演のご案内

シンポジウム

「細胞のストレス応答とその生体反応」

 生体は常に様々なストレスに曝されており、個々の細胞はストレス環境に適応するための細胞応答を示す。その破綻はすなわち生体の危機的状況を招くことなる。近年、細胞内シグナル伝達経路に関する研究領域の飛躍的発展により、詳細な分子メカニズムが次々と明らかとなってきている。中でも我が国研究者の貢献は極めて大きく、特に、本シンポジウムでご講演いただく九州に縁の深い3名の研究者は、ストレス応答に関する研究のフロントランナーとして本研究領域を先導してこられました。本シンポジウムでは、オルガネラストレス、酸化ストレス、感染ストレスにおける細胞応答と生体反応について理解を深めるための場を提供します。

オーガナイザー:西頭英起 (宮崎大学医学部機能生化学・教授)
日時:平成29年5月13日(土)13:30~15:30
場所:宮日会館 宮日ホール
参加費:無料(申し込み不要)

 今泉 和則(広島大学大学院医歯薬保健学研究科・教授)
  「小胞体ストレス応答系の多様性と生理機能・疾患との関わり」

 澤 智裕(熊本大学大学院生命科学研究部・教授)
  「活性イオウによる酸化ストレス応答制御とレドックスシグナル伝達」

 住本 英樹(九州大学大学院医学研究院・教授)
  「酸化ストレスと活性酸素生成型NADPHオキシダーゼ(Nox)」

       

特別講演

「フリッパーゼとスクランブラーゼ」

 アポトーシスを起こした細胞はフォスファチジルセリン(PtdSer)を暴露“eat me”シグナルとして作用する。また、血小板が活性化されるとPtdSerを暴露し血液凝固因子を活性化する。最近、私達はPtdSerを外膜から内膜に転移させる酵素(フリッパーゼ)(Science 2014)、および内膜と外膜の間でリン脂質をスクランブルさせる酵素(スクランブラーゼ)(Nature 2010)を同定した。これら分子の作用機構・生理作用に関して最新の知見を踏まえ紹介する (Trends Cell Biol 2015, PNAS 2016, Cell Death Differ review 2016)。    

長田 重一 (大阪大学免疫学フロンティア研究センター・教授)    

ご紹介

死の側から生を見る分野を確立 (生命誌研究館)
http://brh.co.jp/s_library/interview/66/

私とNature 混沌状態をすっきりさせるような研究が好き
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/interview/contents/16

バイオサイエンスの魅力に取りつかれて
http://www2.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/nagata/essays/essays.html

   

座長:森下和広 (宮崎大学医学部腫瘍生化学・教授)
日時:平成29年5月13日(土)15:40~16:40
場所:宮日会館 宮日ホール
参加費:無料(申し込み不要)

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