「均てん化」研究班について
必要性
 「後天性出血症」に含まれる疾患は、各凝固・抗線溶因子の非遺伝性の欠乏状態であり、活性や抗原量の低下という客観的な指標に基づく疾患概念が確立されています。研究班が対象とする「自己免疫性出血病XIII/13(AiF13D)、自己免疫性von Willebrand病(AiVWFD)、後天性血友病A(AiF8D)、自己免疫性第V/5因子欠乏症(AiF5D)、自己免疫性第X/10因子欠乏症(AiF10D)」は難病4要素を満たしており、超高齢社会となった我が国では症例数が増加しつつあります。
 既にAiF13D、AiF8D、AiVWFD、AiF5Dは調査を実施、継続して厚労省指定難病の一つ(告示番号288)として採択されており、患者公的支援の「公平性」という点からもAiF10Dを新たな対象疾患として全国調査し、診断基準を作成して指定難病288に追加申請したいと願っています。


288-1 自己免疫性出血病XIII/13(AiF13D)
厚生労働省ホームページ「指定難病ページ」より概要をご覧いただけます。
※通し番号83、告示番号288、『自己免疫性後天性凝固因子欠乏症』より【概要、診断基準等】、【臨床調査個人票】をご覧いただけます。
・日本血栓止血学会ホームページより、診断ガイド [PDF]診療ガイド [PDF]をご覧いただけます。

288-2 自己免疫性出血病VIII/8(AiF8D)
厚生労働省ホームページ「指定難病ページ」より概要をご覧いただけます。
※通し番号83、告示番号288、『自己免疫性後天性凝固因子欠乏症』より【概要、診断基準等】、【臨床調査個人票】をご覧いただけます。
・日本血栓止血学会ホームページより、診療ガイド [PDF]をご覧いただけます。

288-3 自己免疫性von Willebrand病(AiVWFD)
厚生労働省ホームページ「指定難病ページ」より概要をご覧いただけます。
※通し番号83、告示番号288、『自己免疫性後天性凝固因子欠乏症』より【概要、診断基準等】、【臨床調査個人票】をご覧いただけます。

288-4 自己免疫性第V/5因子欠乏症(AiF5D)
厚生労働省ホームページ「指定難病ページ」より概要をご覧いただけます。
※通し番号83、告示番号288、『自己免疫性後天性凝固因子欠乏症』より【概要、診断基準等】、【臨床調査個人票】をご覧いただけます。

未指定(提案済み) 自己免疫性第X/10因子欠乏症(AiF10D)
R2_一瀬班_名簿.pdfをご覧下さい。
研究体制
 研究を効率的かつ効果的に推進するため、領域内の主な疾病を網羅する班構成にして、全国的に組織的な研究を推進する体制を整備しています。1)研究代表者1名(一瀬班長);班研究全体を総轄。2)研究分担者8名;全国調査の実施(今田班員)、各疾患の確定診断;AiF13D(惣宇利、尾崎班員);AiF8D(橋口班員);AiVWFD(小川、横山班員);AiF5DとAiF10D(和田、朝倉班員)。3)研究協力者45名;症例の発掘、疫学統計専門家:山形大学 佐藤秀則助教、レジストリ専門家:自治医科大学 牧野伸子准教授など。

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