検査前の検査依頼および依頼内容の確認

検査前の検査依頼
・当院では検査依頼(オーダーリング)及び予約日時の取得は、診療側端末より行う。


検査依頼内容の確認
・詳細な依頼内容の確認は、手書き依頼状及びカルテ(共に必須提出)により行われる。
・依頼状(検査日時、検査項目、患者基本情報、オーダリング時に入力された情報が印字されている)は、検査依頼時に臨床側で自動的に印字される。
・この依頼状に、必要事項を手書きし、各検査室または各診療科へ定期配送される。
・カルテ、X線像は、前日に医事課にて準備され、検査当日の始業時刻に各検査ブースへ配送される。
・カルテ、X線像は、検査と相前後した診察・他検査のためにカルテ移動が伴う。
 この移動には、医事課職員によるマンパワーを用いている。

検査後の処理
・検査依頼状況、検査記録テープ番号などは、データベース化している。
・検査結果は、電子ファイリングされていない。全て3枚つづりの報告書(術者控え、検査室保管、カルテ綴じ込み)に手書きされる。
・通常VTR(S-VHS)に記録し、必要な箇所は白黒またはカラープリントしカルテ綴じ込み報告書にホチキスで止める。

<外来> 基本的に、予約制。必要に応じて電話にて依頼を受ける。
1. 循環器.呼吸器検査総合受付にて受付を行う。受付することにより患者ID、 患者氏名、
心エコー検査の通番(年通し番号)の記載されているラベル(大1枚、中1枚、小4枚)が作成される。
2. 検査報告書及びデータ保管用封筒の所定の箇所にラベルを貼り検査用紙を作る。
3. 検査に関する患者情報は、カルテや依頼状を参照し必要に応じて検査用紙に記入する。
4. 患者を検査室に誘導し、上半身は裸で、足首を出すように説明する。
  外来患者では、男女とも肩をバスタオルで覆う。入院患者では、男女とも病院支給寝間着を前あきで着てもらう。
5. エコー装置に患者情報(年通し番号、氏名、年齢、性別、体重、身長)を入力する。
6. ベッドに患者を仰向けに寝かせ聴診を行う。その後、心電図、心音マイクをつける。
心音については必要に応じて紙に記録する事がある。
7. 心エコー検査開始
経胸壁心エコー検査の実際
<入院> 基本的に予約制。必要に応じて電話による申し込みも受ける。
1. 外来患者の検査状況(他科受診、検査室到着状況など)をみながら、できるだけ定時に病棟へ連絡し患者の誘導を依頼する。
当日午後の予約検査分を当日午前に行ったり翌日分を行うこともある。
2. 外来と同じ受付にて受付.発番を済ませ検査室に入ってもらう。
3. 以後、外来2.以下と同様に進める。
  将来
・患者カルテの電子化に伴い、報告書、記録写真などをWWWブラウザで閲覧出来るシステムを検討中である。

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