獣医史学に関する書籍のご案内
獣医学を学ぶ君たちへ
人と動物の健康を守る
中山 裕之 著
東京大学大学院生命科学研究科教授・附属動物医療センター長
- 獣医師とはどんな仕事をする人たちですか?これから獣医学を学ぶみなさんや獣医系の大学をめざすみなさんに向けて、大学の動物医療センターに勤務する獣医師がわかりやすい文章で語ります。動物の医療や健康に関心のあるすべての人たちにぜひ読んでもらいたい1冊です。(東京大学出版会 新刊案内チラシ より)
<主要目次>
- はじめに
第I部 獣医学とはなにか
- 第1章 獣医師という仕事
- 1.1 獣医師の仕事いろいろ
- 1.2 獣医学と獣医師の歴史
- 1.3 ヤンソン先生の話し
- 1.4 獣医学の進歩と獣医大学の変遷
- 1.5 第1章のまとめ
- 第2章 獣医師への道
- 2.1 獣医師になるためには
- 2.2 日本の獣医大学
- 2.3 獣医師国家試験
- 2.4 日本の獣医師,海外の獣医師
- 2.5 第2章のまとめ
第II部 獣医学の現場から
- 第3章 ラクダとアルゼンチン
- 3.1 駱駝の瘤にまたがって
- 3.2 ラクダの赤血球
- 3.3 ラクダの仲間がすむアルゼンチンへの旅
- 3.4 第3章のまとめ
- 第4章 顕微鏡下の世界
- 4.1 組織病理学の歴史
- 4.2 組織標本作製法
- 4.3 ウイルス封入体の話
- 4.4 溶けないタンパク質「アミロイド」
- 4.5 反転の生物学
- 4.6 第4章のまとめ
- 第5章 動物の腫瘍
- 5.1 腫瘍とはなにか
- 5.2 腫瘍の分類
- 5.3 腫瘍の原因
- 5.4 人の腫瘍と動物の腫瘍
- 5.5 伝染する腫瘍
- 5.6 第5章のまとめ
- 第6章 数字で表す病気
- 6.1 形態の数値化
- 6.2 フラクタルと老人斑
- 6.3 老人斑形成の数値的解析
- 6.4 凝集モデルを用いた老人斑の in silico 生成
- 6.5 第6章のまとめ
- 第7章 動物の認知症
- 7.1 認知症とアルツハイマー病
- 7.2 老齢犬の脳病変
- 7.3 犬の認知症
- 7.4 犬以外の老齢動物び脳病変
- 7.5 動物にアルツハイマー病はあるのか
- 7.6 第7章のまとめ
- 第8章 病気の進化
- 8.1 進化医学
- 8.2 獣医学の七不思議
- 8.3 病気の原因とがん,神経変性疾患
- 8.4 スーパーシステムとしての生体と病気の発生
- 8.5 第8章のまとめ
- 第9章 老化の進化
- 9.1 動物の寿命を決めるもの
- 9.2 老化と寿命
- 9.3 細胞の老化
- 9.4 組織・臓器の老化
- 9.5 個体の老化・死
- 9.6 老化を決定することがら
- 9.7 植物の老化
- 9.8 下等動物の老化
- 9.9 老化の進化
- 9.10 第9章のまとめ
第III部 大学の獣医学
--来しかた行くすえ
- 第10章 獣医病理学研究室の午後
- 10.1 猫おばちゃんと獣医法医学
- 10.2 読みまちがい,書きまちがい
- 10.3 獣医学領域の英語
- 10.4 イグ・ノーベル賞
- 10.5 第10章のまとめ
- 第11章 獣医学の意義と将来
- 11.1 学会今昔
- 11.2 馬の獣医学再び
- 11.3 モデル動物とモニター動物
- 11.4 One Health と獣医学,そしてこれからの獣医学が目指すもの
- 11.5 第11章のまとめ
- おわりに
- 中山 裕之 著
- A5判、168頁
- 定価:本体2,800円+税
- ISBN978-4-13-072066-3
《出版社》
- 東京大学出版会
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