会長挨拶
第30回日本小児泌尿器科学会総会・学術集会開催のご挨拶
- 第30回日本小児泌尿器科学会総会・
学術集会 会長 -
金子 一成
(関西医科大学小児科学講座 教授)
2021年5月吉日
この度、第30回日本小児泌尿器科学会総会・学術集会の会長を仰せつかり、2021年7月2日(金)~4日(日)の3日間、ハイブリッド開催に向けて鋭意、準備を進めております。当初は大阪国際会議場での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスワクチンの「自衛隊大規模接種センター」に指定され使用できなくなったため、会場を大阪国際交流センターに変更しての開催となりました。参加予定の皆様にはご迷惑をおかけしたことと存じます。この場を借りてお詫び申し上げます。
本学会の学術集会は、1992年に第1回が開催されて以来、今回で30回を数えますが、大阪での開催は2004年(島田憲次先生が会長)以来となります。また小児科医が会長として開催するのは、第10回の伊藤克巳先生、第18回の谷澤隆邦先生、そして第24回の白髪宏司先生に次いで4回目ですので、小児科医らしいテーマにしたいと考え「小児泌尿器におけるオーダーメード医療」とさせて頂きました。患者の病態や取り巻く生活環境など個別のニーズに合わせて、画一的でなく工夫を凝らした治療を提案したいと考えてのテーマです。具体的には疾患別ワークショップをpros and cons形式で行い「治療方針に絶対的正解はない」ことを強調したいと思っております。
本学術集会には、小児泌尿器疾患の診療に携わる小児科医、小児泌尿器科医、小児外科医、関連各科の看護師、および小児保健関係といった多職種の方々が、毎回400名以上参加されます。そこで職種を問わず会員の皆様にとって共通の話題を提供することも重要と考え「わが国の小児医療の現状と課題」と題した基調講演を国立成育医療研究センター総長の五十嵐隆先生にお願いしました。また招待講演は徳島大学産婦人科の岩佐武教授に「生殖活動とキスペプチン」と題した講演を、特別講演は熊本大学発生医学研究所腎臓発生分野の西中村隆一教授に「ここまで来た腎臓の再生医療」と題した講演をお願いしました。是非ご聴講頂ければ幸いです。また若い先生方に基礎研究の面白さを知って頂きたいと考え、会長特別企画も用意しました。ご期待下さい。
ハイブリッド学会は会場で会員間の親睦を深められないことがデメリットですが、普段勉強する機会のない分野の講演を聴くチャンスでもあります。皆様の新しい分野への興味をかき立てるきっかけとなれば幸いです。
本来であれば「夏の大阪にお越し頂き、ホットなディスカッションの後は食い倒れの街を堪能して下さい」と申しあげたいところですが、今年はそうも行きません。来場が困難な方は、是非とも自宅や勤務先からご参加下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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