2025年の日本病理学会カンファレンスは、7月25日（金）午後から26日（土）午前にかけての2日間、伊予松山・奥道後温泉「ホテル壱湯の守」にて開催させていただきます。

本カンファレンスは、第19回で復活した合宿形式と、第20回の完全対面形式の"良いとこ取り"をした、完全対面・合宿形式での開催となります。

今回のテーマは『細胞傷害による疾病の理解』です。シングルセル解析や空間インタラクトーム解析など、分子生物学的な研究手法の進展により、病理学研究にも新たな風が吹き込まれています。一方で、病理学総論における『細胞傷害による疾病の成り立ち』という病因論の視点は、病理診断や研究の根幹として、今も変わらぬ普遍的なアイデンティティを与えてくれます。

そこで本カンファレンスでは、あらためて病理学総論の原点に立ち返り、講演やポスターを通じて、病理学に関わる多くの先生方の研究の源流に触れる機会としたいと考えております。

講演後には、病理学を肴に宴を楽しみ、湯に浸かり、離れの別邸にて夜咄（よばなし）に興じるひとときをご用意しました。研究のみならず、地域や世代を越えた先生方の交流が、今後の共同研究や新たな病理学領域の創出へとつながることを願っております。

また、第20回でご好評をいただいた「親子休憩室／託児室」も今回引き続きご用意いたしました。ご家族でのご宿泊を通じて、思い出とともにカンファレンスの成果をお持ち帰りいただければ幸いです。

最後になりますが、本カンファレンスの開催にあたり、愛媛県医師会をはじめ、多くの企業・団体の皆様より温かいご支援を賜りました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。