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 記念すべき第90回日本衛生学会開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 この度、第90回日本衛生学会学術総会を、2020年3月26日(木)から28日(土)にいわて県民情報交流センター(アイーナ)にて開催させて頂くことになりました。日本衛生学会学術総会が東北で開催されるのは5回目ですが、岩手県での開催は初めてです。社会医学系の学会では最も歴史のある日本衛生学会を開催させて頂くことは、大変光栄であり、また責任の重さを痛感しております。

 本学会では、「温故創新」をメインテーマとさせて頂きました。「温故創新」は私の恩師の柳川洋先生、橋本勉先生のさらに恩師にあたる重松逸造先生が生前愛していた言葉です。「温故創新」は、論語為政編にある“温故知新”を改変されたもので、歴史に学んで新しいパラダイムを開くという意味です。疫学研究、臨床研究、実験研究により、新しいパラダイムを開きながら、科学的なエビデンスを社会に提供し、今後の国民の幸福に結びつく衛生学の発展に寄与することを願って、決めさせて頂きました。

 基調講演は柳川洋先生に、多数の優れた疫学者を育てた重松逸造先生からの学びについてお話頂く予定です。また、岩手県は脳卒中死亡率が全国トップクラスの状態が続いており、循環器疾患疫学の第一人者である上島弘嗣先生に教育講演をお願いする予定です。岩手県には、多数の名湯があり、温泉と健康との関連についてもシンポジウムを開催する予定です。

 また、岩手県は新渡戸稲造や宮澤賢治を初め数多くの歴史的偉人を輩出しております。特に新渡戸稲造は国際的な貢献も大きく、教育者としても現代に生きる我々にも今なお多くの教訓を残しております。新渡戸稲造研究の第一人者である藤井茂氏による教育講演を予定しております。

 盛岡は国宝第一号の中尊寺を初めとした歴史的文化財や日本三大鍾乳洞の龍泉洞など景勝地が沢山あります。食についても岩手に根付いた食文化があります。岩手短角和牛は、日本の和牛の中でも1%のシェアしかない貴重な和牛で、脂肪分が少なく、良質の赤身肉です。是非、美味しくてヘルシーな短角和牛を味わって頂きたく存じます。また、盛岡冷麺、わんこそば、じゃじゃ麺は三大麺として有名です。新幹線では、東京から2時間13分で着くことができますし、伊丹、千歳、名古屋、福岡便も就航しています。多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

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