第41回
日本臨床細胞学会
近畿連合会学術集会

ご挨拶

会長挨拶

この度、第41回日本臨床細胞学会近畿連合会学術集会を京都臨床細胞学会が担当させていただくことになりました。学術集会の開催にあたりましては、関係各位ならびに会員の皆様方のご協力、ご支援を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

京都で開催となる2015年の連合会学術集会では,前回の奈良,前々回の和歌山で開催されました形式を基本的に踏襲し,午前中にテーマ指定演題,午後からは特別講演とスライドカンファレンスという構成とさせていただきました。

テーマ指定演題は「各臓器におけるLBC法導入メリットと従来法と比べた細胞像の見方捉え方」を取り上げました。すでにLBC法は多くの施設で利用されていますが,各施設における導入状況・採用している検体や部位については,必ずしも足並みが揃っているわけではありません。今回は部位別にLBC法と従来法の比較を俯瞰する形で,新しい細胞診のあり方をあらためて学ぶことができると考えています。特別講演は,京都大学iPS細胞研究所の山田泰広先生にお願い致しました。山田先生はiPS細胞の硏究者であると同時に,病理専門医でもあります。iPS細胞と病理学をつなぐユニークな研究の展開についてお聞きすることができると期待しております。

スライドカンファレンスについては,今回はジャンルを細かく定めずに,教育的な稀少例を取り上げることをお願いしております。またBD社によるランチョンセミナーでは,悪性胸膜中皮腫について,県立尼崎病院の鷹巣晃昌先生のご研究の集大成が披露されることになっております。

連休と重なる時期となり恐縮ではありますが,これを機会に学術活動と観光の両面で京都を満喫できる機会であると前向きに捉えていただき,ぜひご参加のほどをよろしくお願いいたします。本学術集会が会員の皆様方に有意義なものとなり、日々の研究・診断業務に役立つことを願っております。

羽賀博典(京都大学医学部附属病院病理診断科)

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