- 日本アンドロロジー学会 第42回学術大会
- 会長 梅本 幸裕
(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター 泌尿器科教授)
日本アンドロロジー学会 第42回学術大会、ならびに第33回精子形成・精巣毒性研究会を2023年6月23日~24日に名古屋で開催することとなりました。伝統のある本学会を名古屋市立大学が担当として開催させていただくことは初めてのことで大変光栄に存じます。
今回のテーマは「待ったなしのアンドロロジー 超少子・超高齢化を診る」とさせていただきました。アンドロロジー分野は男性のみとはいっても、現在の日本における少子化問題と男性がんの罹患数が1位となる前立腺、の両方を診断、治療、研究する分野であります。まさに現代日本が抱える問題に取り組む学問になっております。
招請講演①として中部地区最大級の規模である梅村学園中京大学の梅村清英理事長を迎えて、少子化における学校運営について、また招請講演②として総合研究大学院大学元学長であり、行動生態学、自然人類学を専門とする長谷川眞理子先生を迎えて、まさに人類学からの超少子・超高齢化についての講演をいただきます。学会賞候補演題12題および多くの一般演題、さらには特別講演として4講演、教育講演2講演、テーマに沿ったシンポジウム基礎編、臨床編と2日間とも見ごたえのある内容を準備しております。またポスターセッションでは昨年の加藤先生を踏襲し、ハッピーアワーとして飲み物を片手に活発な討議、交流を期待しております。是非多くの方々の参加をお待ちしております。
完全に新型コロナウイルスがなくなったわけではないですが、学会はやはり対面式が基本であり、そこでの議論や出会いが重要と考えております。感染対策を行いつつ本学会を運営して参ります。また2022年11月にはジブリパークが開園され会場からのアクセス(電車)も便利です。是非この機会に名古屋にお越しいただき、熱い議論と楽しい時間をお過ごしいただけると幸いです。