この度、第108回日本消化器内視鏡医学会近畿支部例会の会長を務めさせていただきます、大阪医科薬科大学病院消化器内視鏡センターの竹内利寿と申します。伝統ある本会の開催を仰せつかり、身の引き締まる思いであるとともに、大変光栄に存じます。

新型コロナウイルスのパンデミックが最初に起こってからこの2年間、我々は様々なことを経験し、そして乗り越えてきました。そして今では種々の学会が、完全webあるいは現地とwebのhybridとして開催されるようになりました。これら新しい開催様式では多数の先生方に気軽に参加いただけることや、タイムラグなく色々なセッションをご視聴いただけるなど、従来の現地開催に勝るとも劣らない多くのメリットがあると感じています。そこで本会も現地とwebのhybrid開催として企画いたしました。感染状況が落ち着いていましたら、先生方には是非現地にお越しいただき、学会ならではのライブ感も味わっていただけたらと思います。

本会の主題は上部・下部を合わせた消化管領域と胆膵領域に分けて、それぞれ“診断”と“治療”のセッションを設けました。また消化管出血と小腸内視鏡のテーマも設け、全体的に幅広く6つのセッションを企画いたしました。先生方の日々の臨床、ご研究の成果を存分に発揮していただけたらと思います。また従来どおり一般演題に加え、若手の先生方を対象としたYoung Endoscopistセッション・Fresh Endoscopistセッションも設けております。是非奨励賞を目指してご発表頂けたらと存じます。

会期まで鋭意準備を進めて参りますので、どうか先生方には多数の演題をご登録いただきましたら幸いです。

大阪医科薬科大学病院消化器内視鏡センター

竹内　利寿