会長挨拶

朝倉博孝 顔写真

このたび、第24回日本女性骨盤底学会の会長を拝命し、2022年7月2日(土)~3日(日)に、ソニックシテイ(さいたま市大宮区)で開催することとなりました。学会会場は、2010年5月、防衛医科大学校産婦人科 古谷健一先生が主催なさった第12回学術集会と同じ会場になります。「ウロギネコロジー」とは、泌尿器科学と婦人科学をミックスした造語です。骨盤底に位置する膀胱・尿道(下部泌尿器)と子宮・膣・会陰(生殖器)は密接に関連して機能します。中高年女性の重要なQOL疾患である骨盤臓器脱や下部尿路症状などで代表される女性骨盤底機能疾患の診断、薬物治療、骨盤底トレーニング、骨盤底再建手術に関する研究を行い、医療の進歩に貢献することを目的とする泌尿器科医、産婦人科医、外科医、助産師、看護師、理学療法士を主体とする学会組織です。ウロギネコロジーの分野は、病態や手術などの治療も進化しているのか、はやりすたり(過去には振り返らなかった治療が復活するなど)があり、混乱している状況にもあります。技術の進歩とともに、新しい治療として定着しつつあるもの、コンセンサスに至ったもの、また、未だに、論議があるものなど多々あると思います。そのような現在のウロギネコロジーの状況について、整理・情報提供できる会であればよいと思っております。従いまして、第24回学術集会の学会のテーマは、「ウロギネコロジー。最新情報を集めよう。」といたしました。
 第24回学術集会に向けて、関係者一同、鋭意準備に取り組んでおりますので、皆さまのご支援・ご厚情を賜りますようよろしくお願いいたします。

2021年6月
第24回日本女性骨盤底学会
会長 朝倉 博孝(埼玉医科大学泌尿器科)
副会長 岡垣 竜吾(練馬光が丘病院産婦人科)