第171回日本胸部外科学会関東甲信越地方会

ご挨拶

第171回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 会長
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 心臓血管外科学
荒井 裕国

関東甲信越地方会会長挨拶

 この度、2016年6月11日に第171回日本胸部外科学会関東甲信越地方会を都市センターホテルにて開催いたします。歴史と伝統のある本会を主催いたしますことは大変な名誉であり、教室員ともどもその責任の重さを感じております。
 地方会は、若手外科医にとって学会発表の登竜門であり、Academic Surgeonへの第一歩です。自らの経験した貴重な臨床例を過去の報告と照らし合わせて学術的に検討して発表し、質疑応答を交わす学びの場であります。心臓血管外科専門医認定機構では、2016年より新規専門医申請に際して地方会での発表に0.5ポイントを付与することとなり、専門医取得における地方会の役割が益々重要になってまいりました。
 次世代の育成という点では、若手外科医のみならず胸部外科領域に興味を持っている医学生への動機づけも大切です。本地方会では、以前より学生発表の場を設けておりましたが、今回は新たな企画として、学生発表を審査し最優秀演題を表彰することといたしました。教育機関におかれましては、奮って学生発表の演題登録をお願いいたします。
 地方会は、習熟した外科医にとっても稀な症例や術式の工夫などを学ぶことの多い機会であり、多数の演題登録とともに多くの先生方による活発な討論を期待いたしております。本地方会における症例検討で共有された知識が日常診療の糧となり、治療成績の向上に少なからず貢献できれば幸いです。
 教室員一同、多数の先生方のご参加を心よりお待ちいたしております。

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