第168回日本胸部外科学会関東甲信越地方会

ご挨拶

第168回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 会長
順天堂大学医学部附属順天堂医院 心臓血管外科
天野  篤

関東甲信越地方会会長挨拶

 第168回日本胸部外科学会関東甲信越地方会を平成27年6月27日(土曜日)に都市センターホテルで開催させていただきます。本会への参加は医師となった昭和58年当時にさかのぼりますが、初めての演題発表はその2年後であり、同じセッションでの他施設演者の顔ぶれや座長の先生の得意分野など発表内容以外にも気にかけながら当日を迎えたことが思い出されます。プレゼンテーションの作成に関しても手作りでスライド原稿を作成し、参考文献の入手も限られていた時代でした。
 本会の特徴として、症例報告による一般演題から若手の医師達が次の症例から役立つ知識を獲得できることが挙げられます。しかし、症例の多様化や先進的な医療の参画にともない経験値の高い先達の教えを得ることも重要なのではと考えました。そのため、座長を担当する先生を複数として、多くの演題を続けて担当していただき、討論を意義深いものにすることや教育講演・ランチョンセミナーを従来から2題増やして計4演題としました。12時前後に知識習得の場を拡充して、土曜日の昼食を食べに来ていただくだけでも十分に良かったと思ってもらえる企画になっています。
 担当会長としては、伝統によって培われた良いところを残しつつ、疾患や術式の変遷に対してより多くの若手会員が討論できるようにして、次回以降への発表のモチベーションを高めて下さることが出来れば、望外の喜びであります。
 最後になりますが、外科医なので是非技術論を大いに語っていただくことを念頭において発表と質疑応答を盛り上げてください。皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。

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