学術集会長挨拶
第4回国際ケアリング学会学術集会は、「ケアリングと家族~家族看護の実践から」をメインテーマとして、東京で開催致します。
本学会は、広島における2012年の第1回学術集会を始まりとして、今回で4回目を迎え、看護におけるケアリングの意味を確立してきているといえます。学術集会の発展を人間にたとえるならば、4歳である本学会はこれから年長に向けてより発達していく時期ともいえます。更なる学会の飛躍に向かう大事な時期として、皆様の参加を心よりお待ちしております。現代社会の少子・高齢化の加速により、また、わが国の医療の高度化とも関連して、家族への支援がますます必要となってきています。人間関係の基盤でもあるケアリングの考えを、患者のみならず家族実践にも取り入れることが、より重要となってきているといえます。
そこで、本学術集会では、「家族看護とケアリング」をメインテーマとし、家族看護における実践とケアリングを結びつけ、発展させていくことをめざして、学会員および学術集会参加者の皆様と考えていきたいと思います。日頃からケアリングに取り組んでいる皆様方の実践を、看護職として、どのように看護実践にとりいれていくか、一緒に考えていきましょう。ワトソン氏のヒューマン・ケアリング・サイエンス理論の意味と看護について今一度考えてみませんか。
中村 由美子
(文京学院大学 教授)
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