Intenational Heart Journal の前身である、
Japanese Heart Journal は循環器病学における臨床ならびに基礎研究分野の優秀論文を世界に紹介し、わが国における学問的水準と動向を知らせるとともに、わが国の研究者に海外への発表の機会を提供することを目的として、昭和35年(1960年)に東京大学第二内科 上田英雄教授によって創刊されました。
創刊以来、和文論文の英訳ではなく、循環器分野専門の研究者によるオリジナルの英語論文を厳選して掲載していることが大きな特徴で、掲載された数多くの論文は、国際的に高く評価され、しばしば国内外の学術誌に引用されています。さらに特別寄稿として、国内外の専門研究者によるその時代の注目すべき研究についての総説も積極的に掲載しています。
平成17年(2005年)、海外からの投稿の増加により、誌名を
International Heart Journalに改め、その後、アジアのみならず世界の研究成果発表の場としての国際性は、ますます高まりました。現在は、世界の十大循環器学雑誌の一つとして紹介されています。平成25年(2013年)のオンライン投稿受付開始以降は、海外のより広い地域からの投稿が大幅に増え、さらに国際的価値の高い循環器病学の専門誌を目指し、今日に至っています。