第22回ホルモンと癌研究会

会長挨拶

第22回ホルモンと癌研究会 会長溝上 敦金沢大学大学院医薬保健学総合研究科
泌尿器集学的治療学 教授

このたび、第22回ホルモンと癌研究会を担当させていただくことになりました。伝統のあるこの研究会を開催させていただくことを大変光栄に存じております。

本研究会は「ホルモン依存性」であれば癌腫にとらわれずに基礎から臨床までの領域を様々な先生が取り扱うというとてもユニークなものです。癌腫が異なっても「ホルモン依存性」ということで共通する分野があったり、全く異なった分野があったりと、癌腫を超えて横断的に学ぶべきことが多いのではないかと思います。

今回のメインテーマは「ホルモン依存性を深掘りする」とさせていただきました。最近は乳癌も前立腺癌も新しい治療法が良くも悪くもどんどん前倒しになっています。今後この前倒しの治療を基礎的、臨床的に様々な角度から検証する必要があると思います。また新しい治療法が使用された後、ホルモン療法抵抗性となったときの治療の選択肢も考慮する必要があります。今後このような局面にどのように対処していくのか深く議論できればと考えております。

本研究会は6月25日(金)、26日(土)に石川県立音楽堂交流ホールで開催させていただきます。演題の応募ならびに、研究会へのご参加を心よりお待ちしております。