ABiS 拡散MRI解析支援拠点の活動について
脳画像解析の技術支援、プロトコールの標準化を通じ、脳科学研究者を支援することを目的とします。ABiS 拡散MRI解析支援拠点の具体的な支援事業計画は以下の４点です。
1.脳画像研究を手がけている個々の研究グループへの包括的・継続的な研究支援
脳画像研究を手がけている研究グループが先進的な解析手法を導入するために、種々の解析が容易に可能となる解析パイプラインの個別作成を含む包括的な支援活動を行うことで、これまでよりも精度の高い最新の技術を用いた脳機能解明研究を創出・推進する研究基盤の創出を目指します。2.多施設共同研究にむけての環境整備と共用リソースの蓄積
支援先となる施設では研究目的の脳MRI撮像法の標準化を推進し、高品質MRI画像データ収集と多施設共同研究用データベースへのデータ供出を推奨することで、従来よりも規模の大きい脳機能解明研究を創出・推進するための基盤整備を推進します。3.学際的・重層的な新規研究グループ参入の推進
脳画像研究に興味のある研究者向けに脳画像統計解析チュートリアルや学術大会でのシンポジウム開催などを通じ、拡散テンソルに留まらず次世代拡散MRI解析などの最新の脳画像研究の手法を公開することで、学際的な広がりを併せ持つ新たな脳画像研究グループの参入を促し、従来よりも幅広くかつ重層的な脳機能解明研究基盤の創出を目指します。4.市民参加型脳画像解析環境の構築
インターネットに接続されたクラウドコンピュータ上に脳画像解析パイプラインを構築・公開し、脳画像解析に興味を持つ個人が脳画像解析を容易に体験できるサイトを構築し、これまでの脳画像研究の成果を広く国民に還元、共有するための環境の整備を目指します。広く一般の個人が脳画像研究への参加と研究成果の共有に等しく参画可能な環境を構築することで、これまでより飛躍的に裾野の広い研究者コミュニティの枠を越えた基礎的研究基盤の創出を目指します。研究者一覧
青木茂樹 順天堂大学医学部放射線医学講座下地啓五 東京都健康長寿医療センター病院放射線診断科
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順天堂大学医学部放射線医学講座責任者 青木茂樹
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