第34回日本レーザー医学会西日本大会

会長挨拶

会長 野村 正

第34回日本レーザー医学会西日本大会
会長 野村 正
神戸大学大学院医学研究科 形成外科学 
准教授

このたび、2023年7月29日(土)に神緑会館記念ホールにて第34回日本レーザー医学会西日本大会を開催することとなりました。会長を拝命しました神戸大学大学院医学研究科 形成外科学の野村正と申します。大会開催にあたり会員の先生方をはじめ、多方面からのご協力をいただき、心より御礼申し上げます。

日本レーザー医学会西日本大会は、関西地方会が発展したものであり、本大会が名称変更後2回目の大会となります。本邦のレーザー医学は日本レーザー医学会を中心に飛躍的に発展し続け、基礎・臨床を問わずレーザー医学をトータルに学ぶ大きな学会へと発展を遂げてきました。

さて今回の学会テーマは「多様な視点からのレーザー医学」とさせていただきました。私は25年余り形成外科診療に携わっており、レーザー分野に関しては主に体表の母斑や皮膚腫瘍に関する治療を行ってまいりました。しかしそれはレーザー医学のわずか一分野に過ぎません。本学会では医学系、歯学系、獣医学系、工学系などの多分野、多職種の先生方が参加され、医学系においても複数診療科の先生方が参加されて、実に多様な研究を報告する場となっていることはご存じのことと思います。この多様性こそが本学会の独自性であり、また強みであると考えています。専門性の深化に従って、他分野への理解が難しくなることも事実ですが、今一度、他分野へ目を向けることで、明日の研究・臨床に生かせる鍵を発見でき、ご参加の先生方にchemistryが生まれることを信じております。

現状では、開催日がアフターコロナとなっていることを祈念し現地開催を予定しております。暑い神戸で熱く活発な議論が生まれ、皆様にとって有意義な学会となり、今後の研究ならびに診療に少しでもお役に立てれば幸甚に存じます。実りある学会となるよう教室を挙げて鋭意準備していく所存です。三宮駅周辺は再開発も進んでおり、学会の合間には、神戸の街とお食事でリラックスしていただければと思います。多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。

最後に、学会開催にあたり多方面からのご協力をいただき、心より御礼申し上げますとともに、日本レーザー医学会会員の皆さまのご支援とご協力に心より感謝申し上げます。