アビガン真理教団解体
我も我もと小早川秀秋役がぞろぞろ出てくること.恥も外聞もありゃしない.日経なんか初めっから日経バイオテク保険かけてたんだから.ちゃっかりしてるぜ.このマスゴミの寝返りオセロゲームは,イレッサ(*)というより,山梨県は上九一色村(当時.現・南都留郡富士河口湖町)にあったオウム真理教の活動拠点に対する強制捜査(1995年3月22日)を彷彿とさせる.いずれにせよ、これで目出度く玉音放送が聴けるわけで、ダウンフォール作戦も発動されることはなくなった。後は東京裁判2020を残すのみ。そこはお得意の人々にお任せする。
*2002年7月のイレッサ承認当時,私はまだ上越市にある国立病院で臨床に明け暮れていたので,どんちゃん騒ぎの真っ最中のことは全く知らない.イレッサ問題の真相を知ったのは,ちょうどその1年後の2003年7月1日に厚労省に入ってから後である.

日経新聞 2020/5/21:コロナ薬を拙速に承認すべきでない 有識者の真意は?←日経バイオテクの記事のコピペ.飼い老犬に噛みつかれ・組み敷かれた日医会長が無条件降伏していることががわかる.
日経新聞 2020/5/17:コロナと世界 アビガンで立ち向かう 富士フイルムホールディングス会長兼CEO 古森重隆氏←医薬品開発の何たるかさえも知らないのだから,薬機法のことなど知る由もない人物に対して,自社製品の未承認効能効果について滔々と語らせている.後で古森氏が薬機法違反で告発されても日経は責任を持たなくていいことを見越して記事にしている.
朝日新聞 2020/5/21:アビガン、コロナへの効果は不明 専門家が「待った」
ニューズウィーク日本版 2020/5/20 アビガンも期待薄? コロナに本当に効く薬はあるのか

件の共同通信の記事は,箸にも棒にもかからない代用エンドポイント(ウイルス減少率)を主要評価項目としていた特定臨床研究で,本来ならば承認申請データパッケージの中に入っていたとしても刺身のつま程度の位置づけにしかならないのだが,こんな試験で「中間解析」をやっていたとしたら,それ自体がひどく怪しいことだし,ましてやそれがリークされたとなると,逆にこの試験がとても大切なものだったのではないかと邪推が邪推ではないのではないか?という疑念が頭をもたげてくる(ややこしい書き方をしてごめんなさい.でもわかる人にはわかりやすい表現だと確信しています).たとえば,この箸にも棒にもかからない代用エンドポイントで有意差を出して,それを「ピボタル試験」として、件の「観察研究」とともに承認申請パッケージに入れ,裏口承認を「勝ち取る」とか・・・そんでもって,そんな陰謀(キッパリ!)を「ヤバイ」と思った奴がリークした,そこに敵前逃亡しそこなっていた連中が小早川秀秋に変身するために殺到した,そう考えれば,全てが説明できるんじゃないかと・・・まあ,アビガン真理教団が解体された今(*2020/5/22現在)となっては,どうでもいいことですが.
*まだ解体されていないと思う人・私に抗議したい人は(そんな物好きはもういないと思うけど)どうぞ永遠にアビガン村に踏みとどまっていてください.

治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘(5月20日 共同通信)
アビガン「有効性判断には時期尚早 臨床研究継続」新型コロナ(5月20日 NHK)
アビガン有効性示せず、新型コロナ治療の臨床研究で(Bloomberg 2020/5/20)
<新型コロナ>アビガン有効性示せず ウイルス減少率 差なし(東京新聞-2020/05/19)
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アビガン、月内承認困難 コロナ有効性、判断せず 毎日新聞2020年5月21日
新型コロナウイルスの治療薬候補の一つとされる抗ウイルス薬「アビガン」について、国内で進められている臨床研究の進捗(しんちょく)を評価する第三者委員会が中間解析では効果を判断せず、研究続行を決めたことが20日判明した。安倍晋三首相は4日の記者会見で「5月中の承認を目指す」としたが、現時点では有効性を示す科学的根拠は十分でなく、5月中の承認は困難な状況となっている。(以下略)
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(解説)この記事は上記の私の仮説、すなわち、の箸にも棒にもかからない代用エンドポイントで有意差を出して,それを「ピボタル試験」として承認申請パッケージに入れ,裏口承認を「勝ち取る」”というイカサマを、研究者達が本気で考えていたことを意味する。だからこそ、この研究を臨床試験として登録し、そしてこんなどーしよーもない試験に、わざわざ第三者委員会による中間解析を行うように仕組んだのだ。もしこれで有意差が出れば強行突破だったのだろう。けれども(幸いなことに)ネガティブな結果だったので、やれやれ、これで敵前逃亡と言われることもなくなったと、ヤバい仕事から足を洗ってさっさとずらかった。そりゃー誰だって東京裁判2020の被告人にはなりたくないやね。そんなところではないのかと。

表向きは徹底抗戦の姿勢ながら実は二股かけている/既に逃亡していてアジトの中はもぬけの殻のグループ.義理もあるのか,変なプライドなのか,不思議と業界紙が多い.あんな会社に義理立てするセンスがわからんが,どこまで粘るのか見物.
治験成績提出「必須とせず」‐アビガン承認で安倍首相 薬事日報-2020/05/19
アビガンを使用してもよい理由 日経メディカル(2020/5/19)
アビガンの受託生産に乗り出す企業続々 増産目指し原薬製造や製造工程で協力 ミクスOnline-2020/05/19←ただ単に薬の増産を報じているだけだから,アビガン真理教華やかなりし頃は「煽り」になるが,教団解体後は中立的に見える記事.こうしてスキャンダルから徐々に距離を取っていくのが業界紙.

おまけ
和田政宗 アビガン 有効性が確認できれば今月中の承認へ(BLOGOS 2020/5/17)←この時点でもまだ信仰篤い人.
川口浩 アビガンの「期限付き早期承認」を強く要望する(論座 2020/5/9)←熱烈なアビガンファン=これも立派な薬機法違反お医者様

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