正直者が馬鹿を見て、悪人共が高笑い
自由心証主義の濫用による裁判の談合化について
「『日本の裁判官は優秀である』などといった言葉は、もはや、ただの神
話、幻想になりつつある。行政官僚についてかなり以前から進行してきた質の低下が、裁判官、すなわち司法官僚についても顕著になりつつあることを正確に認
識しておかないと、本当に取り返しのつかないことになる。…
…。裁判官の能力不足のつけは、結局、制度利用者、つまり、国民、市民と弁護士がかぶることになるからである。」
(北口雅章法律事務所 「絶望の裁判所」(瀬木比呂志著)発行から10年 2024-02-11)
大阪振動裁判の概要 詳細については下記
●原告本人である、谷口 恭先生が日経メディカルの記事にしてくださっているので、購読している医療職の方はそちらをお読みください。
階上ジム振動裁判は控訴審でも全面敗訴、「医療機関が勝手に出ていけ」が司法の判断(日経メディカル 2025/11/05)
●医療職でない方/日経メディカルを購読していない医療職の方は、谷口医院のマンスリーレポート(2025年4月)をご覧ください。ここでは一審の判決とそこに至るまでの経過が詳細に説明されています。控訴審の判決は原判決(一審判決)をそのまま維持したものなので、内容実質は日経メディカル同様です。
「消された」池田意見書
この裁判で核心となる問題、針刺し事故に象徴される重大な医療事故の懸念が生じたのは、2020年12月、谷口医院が既に4階入居し診療を行っていた「すてらめいとビル」の直上5階に、突如キック・ボクシングジム
が入居・新たに商売を始めた時である。これは疑いの余地のない真実であり、私の意見書も、この「疑いの余地のない真実」に基づいている。。少なくとも日本の一般市民の常識では、出て行くのは
根本にあるのは法曹全体の質の低下
質が低下した原因
量を増やすことを優先して教育を怠った
その悪循環の結果が一番脆弱な医療事故訴訟に現れた。
そもそも法曹全体が量を増やそうとした
「裁判は真実発見の場ではない」と嘯く村上貴昭判事
裁判の談合化を支援する「自由心証主義」
「自由心証主義」という名の暴力装置
を発動させた原因とは
意見書抹殺の根拠となった「自由心証主義」とは
そこに裁判はなかった。あるのは談合だった
かくして裁判は談合となった。
裁判所に人気がないのは、冤罪事件に象徴される裁判所が抱える重大な問題の解決方法が見えないから。
コラム: 池田正行の「氾濫する思考停止のワナ」「業務上過失」という法の抜け穴
全国医師連盟「『トンデモ判決』の最たるもの」乳腺外科医控訴審判決
https://www.m3.com/news/iryoishin/798789
医師意見書を蔑ろにした柳原病院事件のトンデモ判決以上の司法事故
振動裁判で原告勝訴が困難な理由→AIが答えてくれる。
振動裁判で見えてきたこと。
和解という名の予定調和=談合
論点:裁判官は「嫌がらせ」としか感じなかった→
●判決を書くのが面倒:時間ばかりかかって自分には何の得もない。
●業績として評価されない、業績評価の仕組みがない
●専門性を重んじる→柔軟性に欠ける
●控訴審でひっくり返されるのは目に見えている
こでは、この裁判に提出した私の意見書をご覧頂きたい。
→ 裁判は真実発見の場ではない
原審に提出した池田意見書
原審に提出した池田補充意見書
控訴審裁判所に提出した池田意見書