7/16日の発売直後に東芝のできるデジタル録音機”ボイスバー”（型番DMR-60．1時間録音タイプ．大きさは130X25X15mm．重さ60グラム）を手に入れて使ってみたが，メモ代わりになかなか便利だ．
ひもで首からぶら下げておいて，思いついたことをその都度録音しておく．歩きながらでも，乗り物の中でもよい．また，道順や役所の手続きなど，複雑な手順を電話で話しているときに，手書きのメモだと殴り書きになって，あとで何が何だかわからなくなるが，最後に復唱して確認するのを録音しておけば，より確実な記録になる．
外来では，特に初診の患者の診療を終えた後，次の患者が待っていて，カルテを丹念に書いている暇がないときに，とりあえず所見や病歴を思いつくままに口述しておいて，診療を一通り終えた後に再生しながらカルテを書くこともできる．病棟医でも，病棟回診のベッドサイドで声のメモをして，記録室でのカルテ書きに活用することもできるだろう．