ジャーナリストの優勝劣敗
下記のGIgazineとNewsweekの記事を読み比べると誰の目にも優劣が明らかである.元の小説を読まずに書評は書けない.しかし元の研究論文を読まずに平気で記事を書く「ITジャーナリスト」がいて,その記事に対価を払って自社サイトに平気で掲載する媒体があって,立派なフェイクニュースが一丁上がり.悪いことは言わない.Newsweekは,こんな読者を馬鹿にした記事でさらに購読者数を減らすより,AIに記事を書かせた方が余程読者獲得に役立つだろう.何しろ今や経済紙の決算サマリーをAIが担当するようになってから,もう2年半も経つのだから.
日経のAI記者が始動、1日30本の決算サマリーを量産(TechCrunch Japan 2017/1/26)
AI記者に生身の記者が勝負を挑んでみた 業績ニュース早書き対決で感じた危機感 日経ビジネス 2017年2月3日
A clinically applicable approach to continuous prediction of future acute kidney injury. Nature 2019;572:116–119
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「AlphaGo」を生んだAI企業DeepMindが急性腎障害を発症48時間前に予測できるAIを開発
Googleの兄弟企業であるDeepMindは、「AlphaGo」「AlphaStar」「DQN」など、人間を超えるレベルで囲碁やPCゲームをプレイできる人工知能(AI)を開発していることで知られています。そんなDeepMindが、急性腎障害を発症する最大48時間前にその兆候を発見するシステムを開発したと発表しました。
(中略)
この結果、学習を行ったAIは人工透析を必要とすることになる急性腎障害を、10人中9人の割合で予測できたと研究チームは述べています。急性腎障害を発症する最大48時間前に兆候を発見できることで、患者の状態が悪化する前に適切な治療を行うことが期待できます。ただし、AIが行うのはあくまでも発症の予測であり、治療はこれまで通りに実際の医者が担当します。DeepMindのヘルス部門の研究者であるドミニク・キング氏は公式ブログの中で「AIによる予測が可能でも、専門家に警告する適切なツールがなくては実際の患者を助けることはできません。臨床医は日常的にポケットベルや書類、ファックスを使って情報のやりとりを行いますが、重要な情報を適切なタイミングで適切な専門家に提供するには、より優れたテクノロジーが必要不可欠です」と述べ、AIの予測などの情報が専門医へ的確かつ迅速に伝達される仕組みについても研究を行っていることを明らかにしました。
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AIが医師より48時間早く急性腎障害を検知=グーグル傘下のディープマインドNewsweek 2019年08月08日
医者より早く腎障害を見つけるAI診断。ディープマインド社にとっても創業以来最高の快挙だという
Googleの持株会社Alphabet傘下のAIベンチャーの雄、英DeepMind社は、各種症状を見て急性腎障害と医師が診断できる48時間前に、AIを使って検知できるようになったと発表した。予防医療に関して同社過去最高の快挙だとしている。
急性腎障害は、数時間から1週間程度の経過で腎臓の機能が低下する病態のことで、発見が遅れることで年間約200万人が死亡するという。
DeepMind社が出した論文によると、同社は70万人以上の電子カルテなどのデータをディープラーニングで解析。入院患者の55.8%の急性腎障害と、人工透析が必要になるような急性腎障害の90.2%を、最高48時間前に検知できたという。
同社は今後、癌の診断や失明の予防などにもAIを活用していきたいとしている。
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