2006年11
月札幌道場
連絡係をやっていただいた勤医協の研修医の方から
最終的な参加者は、
初日:
勤医協1年目4人、2年目9人、3・4・14・18年目1人ずつの計17人
手稲 1年目4人、2年目3人、3年目2人、5年目1人 の計10人
日鋼 1・2年目1人ずつの計2人
総計30人でした。
2日目:勤医協1年目3人、2年目7人、3・4・18年目1人ずつの計13人
手稲 1年目1人総計14人でした。
公演会後の仲間内の飲み会でも、みんな前向きな気持ちに
なっていて、将来の夢を大声で語り合っていました。
医者辞めたい病について、堂々と共有できるように
なったことが大きかったみたいです。
また、病歴に重点を置いた症例検討会にも刺激されて
さっそく院内勉強会を立ち上げる予定になりました。
また、来年も北海道公演をお願いしたいなと思っています。
手稲の研修2年目の方から:
昨日と今日の2日間北海道の3研修病院で池田先生を招いて「札幌道場」を行っています。昨日のアイスブレイクでも言ったのですが、もともと「他流試合」を
求めて北海道に研修の場を決めて早3年。いつの間にか「他流試合」のつもりが、忙しさにかまけて院外に出ることが少なくなり、内輪だけでの「井の中の蛙」
になりつつありました。
僕は今日から海外に立つので昨日の一部にしか参加できませんでしたが、3年ぶりに池田先生の迫力ある話を聞けて、学生時代に勉強の場を求めてあちこちに飛
び回っていた頃を思い出しました。今回を機会に、「他流試合」を楽しむことを再開しようと思います。
講演内容としては、非専門医にとって診察、特に病歴でどこまで事前確率を高められるか、どこが専門家へ引き渡す時点なのかということをつかむ事が目標であ
ると思います。
個人的には池田先生の”すごさ”をもっとも感じたのは大盤解説や実際に患者さんを目の前にした時でしたので、(難しいかも知れませんが)いつか北海道でも
できればと思いますし、なんとか継続的に「札幌道場」を行って行きたいと思います。
それに対するお返事:
札幌道場のご紹介ありがとうございました。今年の2月,大雪による千歳空港の閉鎖で登別温泉道場が,中止となったリベンジの札幌道場でした.出し物は岡山
道場や名古屋の亀井道場でご披露したものと特に変わりはなかったのですが,札幌でも,病歴だけで事前確率を詰めるおなじみの作業や,”医者になりたくな
い・医者辞めたい病”の話も,興味を持って聴いていただけたようです.
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もともと「他流試合」を求めて北海道に研修の場を決めて早3年。いつの間にか「他流試合」のつもりが、忙しさにかまけて院外に出ることが少なくなり、
学生時代と違って,研修医はなかなか気軽に院外に出られません.だから,私が全国各地を回って,遠くはなれた研修医同士が切磋琢磨する媒体となります.つ
まり,みなさんが私を鍛えてくれて,その成果を持って別の場所に行って,そこでまた鍛えてもらう.そうやって私も皆さんも一緒に伸びていくという仕組みで
す.実際、私が出し物を増やしたり、既存の出し物を作り込む時は、必ず、ある道場での問題提起や疑問が元になっています。それを、別の道場の出し物にし
て、また鍛えてもらうという作業を繰り返しています。
たとえば、”医者になりたくない・医者辞めたい病”の話は、ある学生さんから、”池田先生の失敗談を教えてください”という、素朴な質問から、”私の失
敗?→どうせ話すのなら、最大の失敗を話そう→最大の失敗って?→もしかして、医者になったこと自体が失敗だった可能性は?”というbarin
stormingの結果、生まれたものでした。
そうやって考えてみると、mobile medical
shcoolは、学習者が移動しなくて済むという受動的な利点に加えて、間接的な形にせよ、各地の学生・研修医が交流できるという利点がありますね。