(以下上記より抜粋)日本文藝家協会会員の絵本作家・矢玉四郎氏は、「こちらは困っていて医者にすがりたいのに、変に敬われると違和感を覚える。」、「言葉が丁寧でも、受ける扱いがぞんざいだと、うわべだけの態度と感じてしまう。」、「そもそも『患者様』という言葉からは、『お客様』を連想してしまい、こっちは金づるではないと反発したくなる。」と手厳しい。
NHK放送文化研究所主任研究員の柴田実氏も、「『様』は、あまりなりたくない立場に置かれている人に対して使う敬称ではない」と指摘する。「患者」は「被災者」や「けが人」と同様、仕方なくその立場に甘んじている状態である。