2007/2/24:東京(王子生協病院)感想の一部

24日は有意義なセミナーに参加させていただきありがとうございました。王子生協病院の医局は、アットホームな感じで昔私が研修医時代を過ごした東大第二外科の医局を思い出しました。若い先生が多く、いい研修を提供していることが想像されました。池田先生のセミナーには初参加でした。先生のご挨拶で東京で話をするのは実質初めてとのこと、TFCではお馴染みの池田節を堪能できてよかったです。

先生からの「しびれ」に関するメッセージは、mono,paraのしびれでは(もちろん例外はあるが)脳卒中は考えなくてよいと断言できる、というものと理解しました。未だについ脳卒中の可能性を考えてしまうので、さっそく今後の日常診療に生かしていきます。第二部のジェネリックを考えよう、のメッセージは安全性が確立された薬ではないことが多いので、各自よく考えて、患者さんの利益になっているか自分でフィードバックしながら処方する、ジェネリックを使用することが医療費を抑えるという理論はでたらめだ、と捕らえました。先生の話の中で旭中央病院が出てきたのには懐かしさを覚えました。私も1984年から2年間外科医として外勤していました。
蛇足ですが、講演会のはしごをしまして、武田製薬主催の「アンチエイジングセミナー」に参加してきました。会場に遅れていくと、各階段の踊り場に武田のプロパーさんがずらっと並び、少し違和感を感じました。内容を一行でお伝えすると、高血圧にブロプレス、DMにアクトス、骨粗しょう症にベネットを使おう、というものでした。池田先生のお話を聞いた後だったせいか、少し滑稽に思えました。今後も患者さんごとの病態を考え、その場その場で最良と思われる薬剤を選択していきたいと思います。

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