恥を知らない専門家:営業に根拠は不要
ワクチンセールスマンの二枚舌・行き当たりばったり・ゼロ回答
非国民・陰謀論・そして対米追従主義

緊急対談・コロナワクチンの4回目接種って本当に必要なの? 前編 COVID-19 最新情報チャンネル by M3 and Sony 4月4日(月)10:00〜10:20
山田悠史 先生・米マウントサイナイ医科大学老年医学・緩和医療科、石原純 先生・英インペリアルカレッジロンドン・バイオエンジニアリング専攻講師(免疫創薬研究室主宰)、田中希宇人 先生・日本鋼管病院/こうかんクリニック 呼吸器内科
 新型コロナワクチンの4回目接種を巡り、日本でも議論が始まっています。そこで今回の緊急対談の前編では、米マウントサイナイ医科大学の山田悠史先生に米国の最新状況を、英インペリアルカレッジロンドンの石原純先生に英国の最新状況を報告していただきます。司会は日本鋼管病院/こうかんクリニックの田中希宇人先生です。山田先生、石原先生、田中先生はともに、新型コロナワクチンへの疑問を解消するプロジェクト「コロワくんサポーターズ」のメンバーです。

追加接種進捗状況日米比較
毎度おなじみワクチンセールス専門家の先生方の有り難い講演なんですが、残念ながら見逃してしまったので、この種の専門家達が普段から崇め奉っているアメリカ合衆国の接種進捗状況を見てみました(クリックして拡大)。すると御覧の通り、2022年2月に入って猛烈な勢いで追い込みをかけた日本はわずか1ヶ月半で米国を抜き去り(日本30.2%、米国29.3%、22年3月13日)、以後も圧倒的な速さで4月28日で52.4%を達成しました。一方の米国は同日時点で30.3%と、3月13日から1ヶ月半経ってたったの1%の上昇に留まっています。日本のワクチンセールス専門家達の凄腕ぶりに太平洋の向こう側の同業者はさぞかし驚いていることでしょう。

肝心の疑問には二枚舌行き当たりばったり
米国は日本に抜かれてからは文字通り勝負を投げた形です。3回目で3割ですから、4回目なんぞお話にならないはずです。そこで我々は以下のような素朴な疑問を持ちます。
日本の死亡率は米国の1/13:そもそも100万人あたりの死者数が日本の13倍(米国3050人/日本234人、22年4月28日時点)である米国と日本ではワクチンの意義・必要度が全く異なる。それにもかかわらず、これまで2回のワクチン接種を含めことごとく米国を見習えと繰り返してきたのはなぜなのか?
米国はG7最低の低接種率:米国はファイザー、モデルナが本社を置く国でありワクチンの供給体制には全く問題がないにもかかわらず、2回目接種率さえも66%とG7中最低(日本は81%と82%のカナダに次いで僅差の2位。クリックして拡大)なのは一体どういう理由によるのか?
米国はブースターも諦めた:米国では世界に先駆けて21年9月下旬から3回目接種を開始したにもかかわらず進捗がままならず、22年に入ってからは接種率曲線がほぼ平坦になっています。これはなぜなのか?
セールスマンの二枚舌:米国はこのようにワクチンに対しG7の中で最も慎重な態度をとっています。にもかかわらずこれまでの対米追従主義の舌の根も乾かぬうちに日本で3回目接種を必死になって推奨してきたのはなぜなのか?
行き当たりばったり:3回目だろうと4回目だろうと、そもそもなぜ追加接種が必要なのですか?
―95%の有効性はどこが間違っていたのですか?
―集団免疫は、いつ、どういう理由で不可能と判断したのですか?
―そもそもコロナワクチンは個別免疫と集団免疫のどちらの実行可能性を想定していたのですか?
―臨床試験では発症予防のエビデンスは得られたけれども、重症化予防のエビデンスは得られなかった。なのになぜリアルワールドでは発症予防は不可能だけれども重症化予防は可能と、臨床試験と全く逆、行き当たりばったりの主張をしたのですか?
営業に根拠は不要:あなた方のやっているのは根拠に基づく医療ではなく、根拠不要の営業ですか?そうではないとする根拠はどこにあるのですか?

ゼロ回答のサポーターズ
3回目を推奨した理由を含め、以上の全ての疑問に答える説明責任を一切果たさずして番組に出る。ワクチンセールスマンならまだしも、本来の意味での専門家にあるまじき無責任・この上もない恥知らずです。ましてや4回目を推奨するなど言語道断。と、普通は考えるはずですが、彼らは平然と出演しています。それもそのはず。ちゃっかり『本放送はオンデマンド配信であり、演者への質問はお受けできません』となっていました。ユーザーの切なる疑問にゼロ回答の「サポーターズ」。恥知らずでも後ろめたさは感じるようです。
 
3回目接種のプロパガンダが酷くないか?データを大事に 2022年2月4日
非国民・陰謀論・そして対米追従主義
新コロバブルの物語
表紙へ