消費者活動

こういう活動が,本来の消費者活動だ.この勢いがあればみのもんたも大きな顔はできないのだが.

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04/08/19日経 (07:00)
元患者家族ら「がんの治療成績は虚偽」と教授告訴へ

 近畿地方の大学教授が新たながんの治療法について虚偽の治療成績を著書などに載せ、健康食品などを買わせていたとして、元患者の家族らが18日、詐欺罪で近く警視庁に告訴もしくは告発することを明らかにした。

 記者会見した家族や特定非営利活動法人(NPO法人)、日本がん患者団体協議会によると、教授はサメの軟骨やキノコからつくった健康食品や医薬品で免疫力を高め、がん細胞を攻撃する治療法を提唱。著書やホームページなどで、がんが消えたり、半分以下に縮小した事例が30%を超えたなどと紹介、「驚異の療法」ともうたっていた。同協議会などは「学会基準に基づく治療成績と言いながら必要な画像診断をしておらず、手術でがんを摘出した患者をがんが消滅したケースに数えるなど恣意(しい)的な判定も多い」と批判。虚偽のデータを信用した患者に、毎月平均十数万円の健康食品などを買わせていたとしている。
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消費者の方々に忘れていただきたくないのは,医療への市場原理,自由競争の導入ってことは,こういうインチキが跳梁跋扈するってことなんだ.

医者の方も,こういうイカサマを冷ややかな目で見るだけでなく,イカサマは堂々とイカサマだと大声で言って,患者さんが犠牲になるのを防ぐ義務がある.もちろんそれでも言うことを聞かない患者はいるけど,それはそれで仕方がない.

でも,何で,この新聞記事は匿名なんだ.腰抜けめ.敵は正々堂々と下記のようにホームページを出して勝負している.名前を出すと宣伝になるからという,子供だましの理屈は通らないぜ.同じ新聞には,彼の書いた本の宣伝がたくさん載っているじゃないか.ジャーナリストが聞いて呆れる.

毎日は,実名で出している.これは,金儲けに対する新聞社の姿勢の違いだろうか.

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がん治療:毎日新聞 2004年8月19日 東京朝刊
「虚偽データで診療」??患者家族ら、近畿大教授を告訴へ
 東京都内のクリニックで近畿大腫瘍(しゅよう)免疫等研究所の八木田旭邦教授が実施しているがんの「新免疫療法」を受けた患者の家族や日本がん患者団体協議会は18日、都内で会見し、「虚偽の治療成績データに基づいた診療行為だ」として、同教授を詐欺罪で告訴、告発することを明らかにした。

 会見したのは、同療法を受け死亡した乳がん患者の妹で東京都内在住の鈴木栄子さん(48)と、このクリニックに以前勤務していた梅沢充医師ら。
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八木田旭邦先生は,世に隠れもない貴いお方で,Googleで検索すると0.52秒で783件も出てきた.(2004/9/2現在).池田正行は同様の条件で844件出てくるが,群馬県遊協総会(パチンコ)理事長とか,静岡大学農学部の職員とか,同姓同名があるのに対し,八木田旭邦は一人だけだから,八木田大先生の方が上.

八木田のオリエント三鷹クリニックは,2004年9月から,何と八木田の外来回数を増やしている.やっぱり商売は強気でなくっちゃ.診察費用は,下記の通り,きちんと情報公開されている.セコムの保険は,瀬田クリニックグループの免疫細胞療法とやらは保険の対象にしているのに,こいつは対象にしないのか?それはどういう基準で決めているのか?

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初診時 40万円位
  初診料+1ヶ月分の医薬品の料金 5万円? 8万円位
血液検査料(一般検査・腫瘍マーカー・免疫検査) 8万円?13万円位
エコー検査料 5,250円
食品(いわゆる健康食品)1ヶ月分の料金 5万円?15万円位

 ◆ 再診時 10万?35万円位
  再診料+1ヶ月分の医薬品の料金 1万円? 4万円位
血液検査料 3万円?12万円位
エコー検査料 15,750円
食品(いわゆる健康食品)1ヶ月分の料金 5万円?15万円位
 

★注射薬および分子標的治療薬(イレッサ、グリベックなど)は別途料金となります。
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