Wong MD and others. Contribution of major diseases to disparities in mortality. N Engl J Med 2002;347:1585
この論文によれば，学歴が短いほど命が短い．なぜなら，教育期間が短いと，タバコの害を学ぶ機会に恵まれないため，タバコの害で死亡する危険が高くなるからだ．ごく当たり前の結果だが，きちんとした証拠もある．学歴による命の格差は，肺癌，心疾患，脳卒中といった喫煙関連疾患で最も著明だったからだ．この格差をなくす一番効果的な方法は，幼稚園や小学校から禁煙教育を行なうことである．