陽のあたる道
私は「常に陽の当たる道を歩いてきた」人間ではもちろんない.拠ん所ない事情で,発達障害・重度知的障害者施設,臨床研究・臨床試験(治験なんてまっとうな医者のやることじゃないって声があちこちから聞こえてきたもんだ),地方の国立精神療養所,(現場を知らないって声があちこちから聞こえてきたもんだ)厚労省,再審請求(やめときゃいいのにって声があちこちから聞こえてきたもんだ),そして法務省.どれも「陽のあたる道」どころか,少なくとも私が居場所を求めた時は,日陰者の吹きだまり・物好きの行くところと見なされていた.
そこに陽が当たるようになってから,昔,私を嘲っていた連中が沈黙し,代わって若い人が生き生きしてそこで働くようになるのを見るのが何より楽しい.
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