暇つぶし

こういうことを「面白い」と思えないと,国会議員なんてできないんでしょうね.ゲームがバーチャルか現実かの違いだけで,やってることが暇つぶしであることには変わりないと思うんですけど.
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臨床研究法案、今国会での成立は困難に  きょう衆院厚労委、採決は見送りへ (日刊薬業 2016年5月25日 )

 厚生労働省が今国会に提出した「臨床研究法案」の成立が困難な情勢にある。衆院厚労委員会は24日、翌25日の同委員会で法案審議はするが、採決はしないことを決めた。会期末の6月1日までに残された時間は1週間で、本会議への緊急上程などがない限り、成立は実質的に不可能だ。ただし、法案を参院に送らないことで、7月の参院選後も廃案にはならず、臨時国会で速やかに成立する可能性はある。衆院に留め置いたままでも、安倍晋三首相が衆院の解散・総選挙に打って出た場合は廃案になる。

●緊急上程はあるか
 国会関係筋によると、衆院厚労委が採決を見送った理由には、スケジュールの関係などから参院が新たな法案の受け入れに前向きではないことなどがあるようだ。
 採決を見送ることで、今国会で臨床研究法案が成立する可能性は低くなった。衆院厚労委の定例日は水曜と金曜だ。仮に何らかの理由で参院の情勢が変わり、金曜(27日)の衆院厚労委で採決を行った場合、同日の衆院本会議に緊急上程して参院に送ることはできる。しかし、そこから会期末までに参院厚労委と参院本会議を通すことはほぼ不可能だ。「緊急上程の可能性まで視野に入れれば、成立の可能性が完全にゼロとは言えないが、まずないのではないか」(政府関係者)
 ただし、法案が衆院にとどまることで、次期国会では成立までスムーズに運ぶ見込みは残る。法案は、選挙が行われて議員の構成が変わると廃案になる。仮にこのタイミングで参院に臨床研究法案を送り、留め置かれることになれば、7月の参院選によって廃案となってしまう。参院に送らない手法について、野党参院厚労委の理事の一人は「廃案にしないために、つるしておくやり方」と語る。
 一方、野党が提出を検討している内閣不信任案が情勢を混沌とさせている。「仮に不信任案が提出されれば、全ての審議が飛ぶ(止まる)ことになる」(政府関係者)。さらに不信任案を理由に、首相が解散・総選挙に打って出た場合、衆院に留め置いたままでも臨床研究法案は廃案になる。

●野党が積極的も
 臨床研究法案は「むしろ野党が積極的で、提出を求めてきた経緯がある」(厚労省関係者)という。そのため、もともと今国会では「C法案」(提出を検討している法案)の扱いだったにもかかわらず、急転直下、提出が実現した。一時は今国会での成立が現実味を帯びていたが、成立は参院選後の臨時国会以降に委ねられる可能性が高まった。
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