今日は良い日だった?
「今日は良い日だった?」世界各国に聞いてみました
以下、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の勝手な想像です。
こ
の調査の検証仮説を「同じ水準のサービスを提供しても国によって顧客満足度が異なる」と読み替えるとすれば、同じサービス水準でも、日本人から笑顔を引き
出すのは世界一難しいということになる。一方でクレーマーの比率も少なく、結果的に「普通の日」と考える人が世界一多くなっている。日本では、サービスプ
ロバイダ側が、この9割近くを占める「普通の日」と考える人の多くがサイレントクレーマーと意識するゆえに、時速200マイルの列車を3分間隔で運行する
ような人間業とは思えない異常な高水準のサービスを提供するようになっている。
このように、サービス水準に厳しい国民性がサービスプロバイダ側への圧力として働くという仮説を立てると、OECD諸国間での長時間労働の差が説明できるかもしれない。
韓
国では「今日は良い日だった」と考える人の比率が9%と日本の8%に次いで世界で2番目に低く、さらに「今日は悪い日だった」と考える人の比率が15%と
日本の2%に比べて非常に高い。その韓国での長時間労働がOECD諸国中でも飛び抜けていることは、サービス水準に厳しい国民性がプロバイダ側への圧力と
して働くという仮説を支持する。
なお(自殺の全てが過労死ではないが)、日韓両国では長時間労働と自殺率の高さが共通している。
自殺率の国別比較(2012年) 2012年では、10万人あたり日本が23.1、韓国が36.6
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