嬉しいお便り

ファンレターをもらって

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2017年1月16日
はじめまして。突然おそれいります。1月14日のドクターG「自殺するかもしれない」を拝見しました。
先生の研修医に対する問いが素晴らしかったです。研修医の思考が自ら改善されるための洗練された問いでした。また、表情に愛を感じました。あのような洗練された問いを発せられることにあこがれの思いを抱いています。私は現在システムエンジニアとして勤めておりますが、その経験を生かし、4月から小学校の教諭になります。先生のお書きになったテキストの「医者」を「教師」に置き換えると、教育を志す者のためのテキストそのものでした。先生からの発信を楽しみながら糧にして、新たな道を進もうと思い、思わずメールしてしまいました。
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お手紙ありがとうございます。そして過分なお褒めに恐縮しております。
若い人には、患者さんに教えてもらって自分が伸びていく喜びを実感してもらいたいと思っています。というのは、そうやって伸びていく若い人に私が教えてもらって、私自身が伸びていく喜びを実感しているからです。これは鑑別所でも刑務所でも同じ事で、鑑別所ではそこに来る少年から、刑務所ではそこに入っている大人から、学ぶ喜びを職員が実感して、その職員からまた私が教えてもらって伸びていく喜びを実感する毎日です。だから毎日楽しくて仕方がありません。
いただいたメールを名前が特定できないようにして、医師仲間のメーリングリストに投稿させていただきたいのですが、いかがでしょうか？教えるということは学ぶことに他ならないという趣旨の投稿です。
池田正行
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2017年1月17日 9:16
池田先生
まさかお返事いただけるとは。感激です。お忙しいところ時間を割いていただいてありがとうございます。
伸びていく喜びを感じて楽しみにすること、まさにすべての仕事のあらゆる立場の人に言えることですね。世の中がどう変化しようともこの心境に到達できれば幸せな人生を送れると思います。
メーリングリストへの投稿、もちろん構いません。私の方も先生の言葉を子どもたちに伝えさせて頂きたいです。
このメールは私の宝物です。お返事ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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