新聞電子版の効用

新聞の電子版では、タイトル の次に数行の記事があって、それを読みたければ金を払えという仕組みになっている。これは個々の読者のメディア・リテラシーに即した極めて良心的な課金シ ステムである。なぜなら、金太郎飴記事に普段から接しながら、なおもタイトルと数行の記事から内容を推測できないような馬鹿だけからしか金を取らないから である。このような良心的な課金システムにより経営が破綻するリスクを冒してまでも電子版を中止しない大手新聞各社の気概に、日本の新聞社もまだまだ捨 てたものではないと思うのは私だけだろうか。

ま た、上記文脈で、有用なメディア・リテラシー教育手法を提案する。それは無料記事のタイトルと数行の記事から全内容を推測する能力の育成である。この手法 は中学生から社会人まで、非常に広い年齢層で、時間、教育場面、場所の限定を一切受けることなく、メディア・リテラシーを育成できる、極めて優れた手法で ある。なお、私はこの教育手法について知的財産権を主張するような真似は決してしないから(ただしマッシーの発案だって、一言付け加えてくれればとっても 嬉しい)、どんどん試していただきたい。

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