COMLの紹介

私は好奇心の強い患者でもちと紹介したのだが,医療サービス消費者としてのあるべき姿を示している組織なので,ここでも詳しく述べたい.

NPO法人ささえあい医療人権センターCOML:Consumer Organization for Medicine & Law (医療と法の消費者組織)は,医療サービスの消費者が賢くなるための組織である.最も大切な点は,この組織が,今から12年も前に医療サービス消費者側から起こって,今でも消費者により維持されていることである.しかし,そこには,医療者側をはじめから敵対視する姿勢は全くない.医療者側を対等な交渉相手と考えて,その相手とどうやってうまく交渉して,よりよいサービスを提供させるかという,賢い大人の姿勢が明らかに示されている.

明治製菓の広報誌 アクセス 第17巻6号 p11-14に掲載された,COMLの山口育子さんが,患者の視点から病院機能評価を語った記事からの抜粋である.

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私達は,日本医療機能評価機構(JCQHC)が設立される少し前,その病院評価の項目に”患者の視点が入っていないらしい”と聞き,それで果たして評価ができるのだろうか,と素朴な疑問を感じた.しかし他を批判しても何も始まらない.まずは自分達でできることからはじめよう,とJCQHCの設立に先立つ1994年,現在の”病院探検隊”の前身にあたる,”プレ探検”を初めて実施した.
(中略)
一般週刊誌に,”いい病院ランキング”といった見出しが躍る昨今だが,ハードが良ければ,また高度先進医療に対応していれば,”良い病院”かと言えば,一概にそうとは言えない.要は,”私はこういう医療を受けたい”という個々の患者の要望が満たされるかどうかであり,”良い病院”はひとりひとりの患者が決めるものである.
(中略)
COMLは,医療を消費者の目で捉えようと,1990年9月に活動を開始した.”いのちの主人公”であり”からだの責任者”である私達市民中心のグループである.また,”賢い患者になりましょう”を合言葉に,患者の主体的な医療への参加を呼びかけている”
(中略)
立ち上げから現在まで続いてきた理由の第一は,たくさんの人の支援である.第二は医療者との対立構造ではなく,”あそこの意見なら聞いてみようかな”と思える関係性を大事にしてきたことである
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