禁断のリンク

(このページは,かつて閣下がご存命だったころ,今は昔の落書である)

このページを見てくれたあなたの期待を裏切りはしない.禁断のリンクといっても,もちろんそんじょそこらにあるよなやつじゃない.あぶない写真こそないけれど,十分に禁断なんだ.

千葉県東部にある,その病院の”リンク”のページでは以下のように曰うていた.

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原則として、当院がリンクをお願いしているページに対して相互リンクを しています。  当院とのリンクをご希望の組織及び当院職員の方は、メニ ューページでのお問い合わせに於いて「リンク希望」という表題にて以下の 必要項目に関しての記述をメールとして送信してください。 管理委員会 より検閲の後、メールを返送致します。 なお、くれぐれも当院に対して 無許可にリンクを張らぬよう御願い致します。

リンクの条件について
・医療組織または当院職員であること
年齢制限がないホームページであること(池田注:良い子はこれがどういう意味かすぐわかりますね?)
・責任者の所在が明確であること
・当院と連絡が取れること(アドレス変更等の連絡のため)

以上を踏まえた上で、以下をコピーしてメールしてください。 (以下略)
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インターネットのホームページに何を書こうと自由であることをこのページは如実に示している.それにしてもすごいねえ.”管理委員会”という,60年代後半から70年代を彷彿させる大時代的な言葉遣い.放送禁止用語の大流行のこの時代に,”検閲”という御法度の用語が堂々と出てくるという,この大胆不敵さ.真珠湾攻撃さながらの奇襲に,読者は失神寸前だ.そうかと思うと,アダルトページからのリンクを恐れる慎重さも合わせ持っていることがわかる.大胆にして細心,さすが,山本五十六元帥を師と仰ぐ院長をいただいていた病院のリンクページである.

この病院は千葉県東部にある.鬼畜米英を向こうに回して戦った院長流に表現すると,東部戦線ということである.東部戦線がどんなところか,歴史を知っている人はよくわかるだろう.歴史を知らなくても,映画好きの人は,スティーブ・マックィーン主演の ”大脱走”で,ゲシュタポが,国防軍出身の収容所長に,”お前は東部戦線送りだ”と言い渡す光景を思い出すに違いない.

かつて東部戦線から敵国に脱走した日陰の身ながらも,不沈鑑の益々の繁栄を陰ながら喜び,ホームページをご紹介した次第.

ルビコン川の向こうへ