「全国いきいき公衆衛生の会」発足前の経緯
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 「全国いきいき公衆衛生の会」は,全国各地で地域の公衆衛生活動に携わっている 保健所および市町村の医師,保健婦,栄養士,歯科衛生士や衛生課職員,事務吏員,さらに住民等がそれぞれの地域での特徴ある活動の交流を行い,公衆衛生活動の方向性や,その具体的な進め方について検討していこうと,昭和63年の日本公衆衛生学会の自由集会後に結成された会です。

 事務局は当初から国立公衆衛生院疫学部に置いてきました(平成16年4月からはヘルスプロモーション研究センター)。現在の会員数は約500人です。活動内容は日本公衆衛生学会自由集会の他,サマーセミナーの開催,出版活動,ニュース発行などです。特に現場での公衆衛生活動から活動方法論を構築することを主眼とした活動交流の場を確保することを大切にしています。


昭和60年2月22−23日:
 全国保健所長会の応援もあって、大阪で「全国保健所若手医師連絡会」が開催され、約90名が参加。保健所の改革について、白熱した議論、情報交換が行われた。前田博明先生、岩永先生らが出席。

昭和62年2月6日:
 大津市で「近畿保健所若手医師の会」設立。69名参加。近畿保健所長会、厚生省参加。「21世紀に向けて保健所はどうあるべきか」をテーマに議論。

昭和63年1月:
 「近畿保健所若手医師の会」で、保健所改革の検討を開始していた「地域保健将来構想検討会」へ提言を提出することを決定。

昭和63年5月21−22日:
 「保健所の将来構想について草案をつくり札幌で自由集会を開催する会」の第1回東京会議が星、前田(博)先生の呼びかけで開催。22名参加。

昭和63年6月16日:
 「近畿保健所若手医師の会」から提言(健康コミュニティを実現する新しい保健所像を目指して)を検討会へ提出。

昭和63年7月17−19日:
 「保健所の将来構想について草案をつくり札幌で自由集会を開催する会」第2回東京会議開催。全国の事例の検討と、事例から総論を作成するワークショップ。「全国いきいき公衆衛生の会」の発足、会則案が確認された。

昭和63年7月23日:
 社会医学研究会総会で前田(博)が「保健所を中心とした地域保健の将来構想についての二つの提言」を発表。

昭和63年9月21日:
 札幌の日本公衆衛生学会で分科会討論「保健所の将来構想について」、自由集会:保健所を中心とした地域保健の将来構想「さぁ、今!いきいきとした保健所活動を!」をテーマに開催。
 参加者500人!


学会後に「全国いきいき公衆衛生の会」を結成。