GPIa/IIa |
血小板に発現するコラーゲン受容体で、インテグリンに属します(インテグリンαII/β1とも呼ばれます)。GPVIと異なり、単独で浮遊血小板の凝集を惹起できませんが、、GPVIからの活性化シグナルによるインサイドアウト刺激によって活性化するとコラーゲンに結合出来る様になります。GPIa/IIaの欠損症は3家系の報告がありますが、いずれもコラーゲン惹起血小板凝集が欠如し、軽度の皮膚粘膜の出血や出血時間の延長が認められます。逆にGPIa/IIaの高発現は、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病性網膜症の危険性が上がることが示唆されています。
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