本ラインの特徴を下記に示す。
本ラインは入院に関しては入院検体搬入ユニット、外来からは採血システムとの
自走車との連結、さらに各ラインへの検体送り込み、全検体での到着確認等を行っている。
無駄の無い動き、トータルシステムの構築には絶対に必要なラインである。
搬送システムや迅速報告体勢において、絶対必要条件は無駄な動き、検体の放置を無くす事である。
個々のラインがどんなに迅速化してもこういった無駄な動くが無くならないかぎり、
迅速システムは無意味である。
また、当院では外来採血患者の平均は約600人。検体数で約2000、さらに入院検体も
約1800ほど1日に到着するため、その検体全てにおいて、迅速に裁くにはやはり、
こういったラインが必要である。
実際には外来患者は予約診療システムとのリンクにより全再来患者において、診察前検査を実施
している。生化学系検査がある場合、予約時間の1時間前に再来受付を行い採血室に直接来て
採血を行い、予約時間には結果が報告されている。
また、各ラインは単独稼働を可能としている。これは仕分けラインがもしダウンしても
各ライン単独での運用が可能であるからである。