尿一般搬送システム


統合検体検査搬送システムの入れ替えを4月から順次おこなってます。
まずは、今まで搬送ラインがなかった部分なので比較的楽に設置できました。
ラインの全景をこんな画面で見て下さい。搬送CPUのメニュー画面です。
本ラインの接続機器は定性(アトラス)、沈さ(日立6800)、定量(日立7170)で行ってます。
外来患者に関しては採取後の尿を患者に直接LASに搬入してもらう事により、 検体放置時間を無くしている。近影
ここがポイントで実際に搬送ラインを導入しても検体搬入までに時間が かかっていれば、まったく無意味であり、
報告時間は絶対に早くなりません。 見かけ上検査部内では早く見えますが、臨床からの評価は期待できません。
搬入後の検体は依頼に応じて分注を行う、この時、量が少ない検体はカップを斜めにして
サンプリングできるような機構になっている。 保存検体も作成する。分注が終わった採尿カップは
余分な尿を汚物流しに廃棄し、 カップは重ねて廃棄するようになっている。
重ねないとかさばりますからね〜。

一連の動作です。
その1、尿を捨てる → その2、捨て終わる → その3カップを廃棄場へ運ぶ → 
  その4、カップを捨てる → その5、カップはちゃんと重なる。

入院検体にはキャップがあるので開栓ユニット
開栓される。 沈さの依頼がある検体に関しては、
フロー方式の分析装置(日立6800)で測定し、さらに遠心後、沈さを200マイクロ残し上清を自動で吸引廃棄する
これによって 検体のデカント作業が無くなった。 結果に応じ目視用ラックへと搬出される。
当然1本搬送なのでその後の処理を考えて、検体搬出ユニットでは結果や依頼に応じて振り分け搬出している。