搬入搬出待機ユニットの活用



このユニットは、今まで至急検体も通常検体同様分析装置の前で並ぶといった事の無いよう
に考えたユニットである。
すなわち、今までのラインは往路復路ともに1本のベルトラインでつながっており、
迅速検体があっても技師が振り分けたり、途中から搬入したりと運用でカバーしており
自動で追い越しができなかった。今回は各ラインの先頭に検体搬入待避ユニットをもうけ、
ラインを監視する役目を持たせた。すなわち、分析装置や接続機器前に検体がある場合、
一般検体はこのユニットに待避させ、緊急や優先度の高い検体のみを通過させることにより、
追い越しが可能となり、さらに分析装置の処理能力を最大に引き出し、ラインにより異なるが
数本の検体しか装置の前にはない状態をこのユニットは作ることができる。
また各ライン単体での運用の場合、このユニットが搬入ユニットの役目をする。
当然単体利用でない場合も搬入ユニットの役目は行う。