じてんしゃに　のれた 　　　　　　　　　　　1999.9.19.（日ようび）はれ

きょうは　日ようび　です。　おとうさんと　こどもたちと　こうえんまで　あそびに　いきました。とちゅう　おにぎりを　かって　おべんとうの　よういを　しました。　こうえんの　しばふを　はだしで　はしりまわったり、　小川の　中に　はいって　サンダルを　ながして　あそびました。　ながいじかん　そとで　あそんだので　つかれました。　2さいに　なったばかりの　GENは　ねむってしまいました。　

すこし　やすんだら　げんきがでて　つぎは　だいがくの　しばふひろばに　あそびに　いきました。　MOEは　あみで　トンボを　二ぴき、ちょうちょを　二ひき　つかまえました。　AYAは　じてんしゃの　れんしゅうを　します。　ほじょりんは　つけていません。　ペダルを　つかわずに　じめんを　あしで　けって　バランスを　とりながら　すすむ　れんしゅうです。　おとうさんは　MOEが　つかまえた　むしを　かごにいれたり、　GENが　MOEのじてんしゃに　よじのぼるのを　つかまえて　おおいそがしです。しばらくして、
「のれた。のれた。のれた。のれた。のれた〜」
とつぜん　AYAが　さけびます。　みると　AYAが　ひとりで　じてんしゃを　こぎながら　はしりまわっています。　おとうさんは　りょうてで　AYAを　ぎゅっと　だきました。　AYAの　かおは　あかくなって　あせで　いっぱいです。

さいごは　みんなで　みずでっぽうで　あそびました。　おとうさんも　MOEから　みずでっぽうで　やられ、さいごは　AYAから　バケツで　みずを　かけられました。　みんな　おおよろこびで　ぐしょぐしょに　ぬれました。　

参考：朝日新聞（1999年　日曜版　きほんのきスペシャル「自転車にのる」）に掲載されたの新指導方法（自転車道路協会，神宮外苑サイクルセンター@東京都新宿区, Phone:03-3405-8753）を参考にしました．むかしは自転車の後ろを親や兄弟に押さえててもらって，転ばないようにしながらペダルをこぐ練習をしたものです．しかし手を離されると転んでしまい，なかなか上達しません．新しい指導方法は「転ばない」ことを基本として，短時間で自転車に乗れるようになる方法です．まずサドルをできるだけ低く設定して，足が地面に楽に届く位置にします．次にペダルを使わないで，自分の足で地面を蹴って前に進ませます．地面を蹴って進むバランスを取る練習をします．ふらふらしてもバランスを取りながら自転車を何メートルか転がすことができる感覚をつかみます．足が地面に簡単につきますから，恐怖はありません．1-2時間もするとバランスを取って転がる距離が長くなります．バランスをとって転がる時間と距離が長くなり，自然とペダルに足を掛けてみるとそのまま乗れてしまいます．全経過を自習する形で練習しますから，親が押さえながら走る必要もなく，子供が自然と乗れるようになる経過を眺めているだけです．「のれた。のれた。のれた〜」と子供は初めて自転車に乗れた感激の歓声を上げ，その喜ぶ姿を見て私も感動しました． (三浦　裕　September 19, 1999)

現状報告：2000年から日曜日に小さい子供たちが大学構内（旧教養部）の広場で遊ぶ姿は消えました。 大学当局が雇った警備員から「大学では365日、昼夜を問わずに先生方が研究されています。子供の遊ぶところではありません。」 と指導されるようになったからです。休日に集まっていた犬の散歩の常連も消えました。犬の糞公害を気にした大学当局の 措置らしく、犬の散歩を閉め出していると聞きます。犬の糞の始末の道具を持っているマナーのよかった近所の人々までも 閉め出されてしまいました。これで大学構内の静粛と清潔が保たれて、研究成果が上がるようになったのかどうかは、定かではありません。 本当に大学構内の環境整備が改善されているのか？この機会に検証することにしました。 外から見ると一見美しく冊で囲まれた八高古墳区画内は、昔は子供達の遊び場でした。坂を滑り降りたり、駈け登ったり、.... 今では、丈夫な冊が施され、立ち入ることができなくなっています。その冊を乗り越えて中を探索すると 大形不法投棄物（マットレス、壊れたギター等）の山で、昔とは比べ物にならないほど汚れて無惨な状況に陥っていることに驚きました。 冊のために簡単に足を踏み入れることができい死角となり、かえってゴミ箱のような状況に陥っています。象牙の塔に立て籠る学者先生の頭の中 も、評価にきちんと外部から評価されないと、この粗大ゴミの状態になりうるのと同じ理屈か..... 大学構内から市民を排斥するのではなく、近所の子供皆を受け入れる姿勢が本来の開かれた大学のあるべき姿だと思われます。 。