ここStaatsbibliothek zu BerlinはPotsdamer Str. 33にある。交通はバス便(129番・148番・348番)が近く、地下鉄・国電のポツダム広場駅からはやや遠い。前回の98年に来たときも下写真と同じ所を撮影したが、当時は写真を軽くしてウェブページに乗せる方法を知らなかった。それで小さな写真だったが、今回はドーンと大きくしてみた。しかし実際は館内での規則がともかく厳格で、申請しても4、5日後の許可を待たねばならず、けっきょく何も撮影できなかったからに過ぎない。
とはいうものの一日だけ、しかも東方部門の現物古典籍の閲覧は9:00から14:00まで、東方部門自体も17:00で閉室する。それで現物の調査は『本草品彙精要』の清写本と『政和証類本草』の嘉靖版のみで、後は目録を調べた。当館独自の日中古典籍目録はないとのことで、中国書については西ドイツ時代の全図書館連合目録を見たが、貴重と思われるのは今回見た2書のみ。日本書の全ドイツ連合目録は98年までに5冊が出版されているようだった。うち1冊しか見る時間がなかったが、これという珍しい医薬書はなかった。