ゲストハウスの韓朝定食(2003年3月3日朝食)
6500won(650円)
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 ここのKorean Breakfast韓朝食という定食をもう何回か食べたが、いつも同じ。かなり美味しいのだが、朝食として私にはおかずが多く、ご飯をお代わりしてしまう。すると満腹になって仕事にならない。それで今ここでは食べず、もっぱら学食の2500won朝定食にしている。ただ学食のは見栄えが悪く、写真に撮る気になれない。ということで、この写真を撮るためにここで久々に朝食をとった。最初に出てくる前菜が下写真の5品で、日によって少し違う。本日のは上左の韓国焼き海苔、のニンニク茎(芽ともいうが、正しくは花茎)のコチュジャン(?)あえ、下中央のキムチ。

 食材で未詳なのは下左の野菜。のは味からしてセリの類らしいゴマまぶし。下左のはかつて未見の葉菜で、ビビンバ(ップ)に生で載っていたり、街の市場で売っているのを見かける。しかし韓国名が分からず、野菜と韓国をキーワードに日本語と英語でウェブ検索したが、けっきょく不明。やや肉厚の葉で、シャキシャキした食感があるが、特徴的な味・香りがなく、この前菜では生をキムチの素(?)であえた雰囲気だった。正体は後でここの友人に尋ねてみよう(後日、友人のDr. Kim Hooと下町市場を通ったとき実物を指さし尋ねるとKon Na-mul(野菜)といい、けっきょく「コン」という名の野菜だった)。

 下写真が全品の出そろったところ。中央は茶碗蒸しに近い中身を小釜で焼いた雰囲気。名称知らずだが、とても熱く美味しい。その左は軽い塩味のサバの一夜干しで、よく脂がのっている。下右は100%みそ汁で、具の野菜が日々違い、またちょっと唐辛子の入る日と入らない日がある。これだけあれば私が朝からご飯をお代わりし、満腹になってしまうのも分かるだろう。

 なお、どこでも大体はご飯のお代わりが無料のようで、ここではみそ汁も付いて来る。一番高級らしい学食ではキムチが付いて来る。普通の学食の定食式(他にはカフェテリア式)ではご飯ばかりか、けっこう量のある主菜までお代わりできるので喫驚した。カップ麺の量を見ても分かるが、大陸中国人が一番の大食らい。日本人が一番の小食。韓国人と台湾人は両者の中間にある。漢方薬の服用量、針の太さや刺激量も同じ関係にある。これには気候風土および食事のスパイスが背景にあるという「真柳仮説」があるが、話が長くなるのでここには書かない。