日々の愛飲酒(03年2〜3月)
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 ソウルに着いてから早速、各種の酒を試してみた。ここの真露(Jinro)など大衆焼酎は日本で売っているのと違い、グリセリン風の甘みがある。アルコール度も20%ほどと低く、ストレートで飲めるので以前から気に入っていた。着いた当初は町中の様子未詳につき、ゲストハウスの売店で下写真の左4種を買った。

 左端はJinroの赤ワインでかなり甘い。Chang教授にJinro Wineは甘すぎると話すと、若者向けだからとのことで??。その右は「5年熟成」の焼酎と思って買ったが、実は梅酒。酒名の純の横に赤く書かれた「梅翠」から想像すべきだった。甘〜いので、まだ消費されない。左から3番目の「清河」は焼酎ではなく、けっこう辛口の清酒につき、すぐに消費された。4番目の緑絵文字の「山」は二合入り焼酎で、「真露」と味・値段(95円ほど)・度数・分量がほとんど変わらない。この二種が大衆焼酎の主流らしい。

 上右の陶器に入った安東焼酎はDr. Kim Hoに案内されたソウル大の土産物店で買った。「大韓民國無形文化財十二號/技能保有者 趙玉花」氏が醸した民俗酒で、アルコール45%と高く、甘みがなく、渋い味。どちらかというと、薩摩の芋焼酎に近い。

 下写真は左から真露・韓国海苔・「山」焼酎ボトル・ジョニ黒大瓶。真露も山も普通はこの二合瓶を飲むようだが、私にはちょっと少ない。それで下町のスーパーで発見したのが「山」焼酎のボトルで、一升入りで3050won(305円)。真露にも同じ一升ボトルがある。

 上中央の韓国海苔はご存じのようにごま油を塗って、塩をまぶしてある。とても韓国焼酎に合うことが分かり、今お気に入りの酒肴。この一袋に全形の海苔が15枚ほど入り、1350won(135円)と安いのもいい。上右のジョニ黒は成田で買ったが、もう残量僅少となり、心細い。どうも輸入物のワインやウイスキーは日本よりかなり高めのようで、貧乏性の私は買う気になれない。でも一升ボトル焼酎を発見し、もう大丈夫になった。