2002年8月16日夕食 ミュンヘンのイタリアンレストラン
(Trattoria La Fiorentinaにて、3人で61Euro=約7320円)←戻る ミュンヘンに来てから三日目だが、夏休みで大学食堂が開いていないため、昼食はミュンヘン大医学史研究所で研究している友人・鄭金生氏の手作りをごちそうになっている。しかし夕食はやはり別なものを食べたい。そんな希望を鄭氏に話すと、研究所のすぐ近くに、「アルプス以南最高」と地元新聞に紹介されたイタリアンレストランがあるとのこと。同研究所教授のPaul
U. Unschuld氏もここが好きで、よく鄭氏を誘って食事するという。そこで今晩は私がごちそうしようというということになった。ただ残念なことに、Paulさんの奥さんUrlikeさんは都合が悪くて来られなかった。
ここはTrattoria La Fiorentina(Goethestr. 41, Muenchen. Tel: 089-534185)というレストラン。その日仕入れた材料により料理が毎日変わるため、メニューは手書きのコピーだった。また好みを注文しても作ってくれるとのこと。それで以前、ベルリンに行ったとき偶然入ったイタリアンレストランで、メニューでピザとしか分からないのを適当に指さして注文したところ、アサリの肉だけが大量にのったピザでとても美味しかったのを思い出した。
このイメージをPaulさんに通訳してもらい、出てきたのが上写真のピザ。つまりボンゴレのピザ版になってしまったのだが、それなりに美味しい。生地はイタリアとアメリカ式の中間の厚さで、フォークで切るのはやや力がいる。しかしアメリカ式ほどオイリーではない。以後も何度かドイツのイタリアンレストランで食べたが、ドイツのピザはどうもこのタイプのようだった。 上左写真はPaulさんが注文した「四季のピザ」で、なるほど四季の移り変わりが具に現れている。上右写真は鄭氏が注文した牛タンのロースト。どんなものかと一口いただいてみたところ、よく焼いた厚めのスライスに、薄味の黒胡椒ソースだった。この他、各自がフレッシュサラダとビールを注文し、さらに私一人でワイン一本を空け、料金はしめて61Euro=約7320円。酔った私に代わり、鄭氏が素早くチップを出してくれたのは恐縮だった。