2002年8月15日夕食
ミュンヘン郊外湖畔のビアレストランとカフェ←戻る この日はミュンヘンに着いて二日目。私は昨日から、ミュンヘン大のPaul
U. Unschuld教授と共同研究している鄭金生教授の宿舎に居候している。この15日はミュンヘンのあるババリア地方の宗教的な休日だそうで、天気もいい。それでビールを飲みに行こうとUnschuld氏から誘われ、早速、ミュンヘンビールを楽しむ機会に恵まれた。Unschuld氏の車でアウトバーンを西南に飛ばすこと30分あまり。南方にアルプスも眺望できる大きな湖を過ぎ、ミュンヘンから約25KmのMaisingにある小さな湖畔に着いた。この湖一帯は個人所有地だそうで、湖畔に並ぶテーブルで食事ができる。
左上写真はUnschuld氏夫妻のPaulさんと奥さんのUlrikeさん、それと私。右上写真は左から鄭氏・私・Paulさん。テーブルにのっているのはここ自家製のPretzで、日本のプリッツやアメリカのPretzelよりうんと太い。注文した食事ができるまでこれをかじり、まずはビールを楽しむのがシステムらしい。 さて肝心の料理だが、左上写真がUlrikeさんと私が注文した普通のソーセージセットで、付け合わせはサワーキャベツ・黒パンにマスタードとケチャップ。右上写真は鄭氏の注文したローストポークセットで、ポークの上にはカリカリに揚げた豚の脂身がのる。付け合わせは茹でたジャガイモを熱いうちに搗き、モチ様の粘り気を出して団子に丸めたものと、キャベツのサラダ。共にパセリのみじん切りがのる。隣の皿に載るのは先ほど説明したPretzで、ご覧のようにソーセージ以上の太さがある。 左上写真はPaulさんが注文したセットで、大きな茹でソーセージにソースをかけ、カレー粉を振りまいたもの。付け合わせは大量のフライドポテト。ビールはみな中ジョッキだったが、私一人は大ジョッキ一杯ではもの足りない。それを察したUnschuld氏の判断で、さらに大きな湖の畔にあるカフェに場所を移した。Paulさんはここでパフェ、Ulrikeさんと私はドイツのSchnapsという焼酎を楽しんだ。Paulさんが中ジョッキ一杯だったのは、むろん運転のため。 ババリア地方はアルプスに近いせいかとても涼しく、森林の雰囲気もあって北海道にとても似ている。上写真のように、湖畔にもどことなく支笏湖付近の雰囲気があった。