あの国の存在意義

これほどまでに銃規制と国民皆保険制度を拒絶するのは、国の誇り、存在意義をそこに認めているから、言い換えれば、銃規制と保険制度が他の先進諸 国と同じになってしまえば、米国が米国でなくなってしまうと、人々が恐れているからではないだろうか?そしてバラク・オバマがここまでヘマを繰り 返すのは、ただ単に彼に統治者能力が欠如しているからではなく、国民皆保険制度が米国という国を滅ぼしかねないという国民の潜在的懸念を感じ取っ ているからではないだろうか?

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医療費が払えず自己破産が続出するアメリカ人から質問「ほかの国の医療事情はどうなの?」
サーチナ 【コラム】 2013/11/19
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1119&f=column_1119_011.shtml

  アメリカでは高度な医療技術とは裏腹に、高額な医療費が社会問題となっています。保険に未加入者はもちろん、加入者でさ

えも満足な治療を受けられずにいる例が少なくありません。ところがアメリカ人からすると、国民皆保険のようなほとんどの人が

医療保険の恩恵に預かれる、他国のシステムこそ不思議に感じるそうです。あるアメリカ人が「国民皆保険のある国は、いったい

どんな感じなのか教えてほしい」と海外掲示板に投稿していました。他国の人のコメントをご紹介します。


●ニュージーランドでは、ケガしたり病気になったら治療費を気にせずに救急へ行けるよ。薬代は5ドル(約500円)ほど。
事故で負傷すると、国民保健で医療費やリハビリ代のいくらかはカバーされる。ただしMRIのような大きな設備で待つのが嫌なの

で、プライベートの保険にも入ってる。

●腕を骨折するだろ、病院へ行くんだ。そうしたら手術をしてもらい、面倒を見てもらったあと家に帰る。保険がすべてをカバー

してくれるよ。医者に行くところから足のツメが皮膚に食い込んだのを治すまでね。オーストラリアだ。

●スウェーデンもそうだよ。

●イギリスもだけど、医療費が無料じゃないことが信じられないな。

●カナダだけど、すべてに保険が効いているわけではない。基本的な医師の診断、入院、レントゲン、標準の検査などは含まれる

。だけど理学療法、精神医療などはいつも無料というわけではない。歯医者やメガネもかかるよ。

●同じくカナダ人だけど、病気やケガをして医療費なんか考えたことないよ。アメリカに住んだらそれが一番の心配になるんだろ

うとは思うけど。
ただし検査をする必要がある場合、その待ち時間が恐ろしく長い。MRIなどは3か月ほど待たなくてはいけない。それを早くするた

めに支払うって選択肢もあるよ。

●↑カナダ人だけど医療費が心配じゃないので、みんなが何か月も待つこともないね。さっさと検査して次へ行く。

●母は乳がんの診断を受けて、幸運にもそれほど深刻ではなかったけど、念のため抗がん剤治療を希望した。1セントたりとも払

っていない。5週間の入院費用も入れてね。ちなみにニュージーランドから。

●ギリシャから。まともなサービスを受けるには「封筒」(別名ワイロ)がいる。国際的に腐敗しているという圧力を受けて、そ

れを「お礼」という言葉で合法化した。

●イギリスに4年住んでるアメリカ人より。
初めての医者に訪問したとき、「これで終わり?
帰っていいの?」と聞いてスタッフに笑われた。何も払わずに帰ったことで罪悪感を感じたほどだった。保険を見せる必要も心配

もいらなかった。医者に行ったのは数えるほどだが、無料のシステムの重要さがとてもわかる。自己中心的にそのシステムを利用

するとかそういうことではなく、アメリカ人がシステムを変えることに投票せず、常に信頼を抱かせないように教えられているこ

とはバカげていると思う。アメリカ人がそうであることにはいろいろ理由があるけど、どうして賢くならないのだろうと思う。ど

うしてもっと海外に出て、実際に世界を見てこないのかと思う。もっと人々を教育して自分の国の政治に疑問を持つべきだ。
イギリスでは、アメリカにいた頃よりひどい診察を受けた覚えがない。アメリカで最高の病院と言われたところの診察に比べてさ

えもね。アメリカの学生が20回も自己破産を招く医療よりずっとましだと思う。

●↑アメリカで理解できないのはそこだけだよ。何十億もの「自由」や「民主主義」を他の国にもたらしておいて、リッチな政治

家をよりリッチな政治家に、リッチな友人をよりリッチな友人に、それは問題ないらしい。
ところがみんなに無料の医療制度をとなると……急に「くそったれ、共産主義め、社会主義め、そのヒッピーな考えをよそに持っ

ていけ!!!」となるんだ。

●イギリスから。昨日、小さな息子が腕を骨折して病院へ行った。受付の人が息子に冗談を交えながら話してくれ、ナースはすば

らしく、レントゲン技師は一生懸命にどこにどの骨があるのか息子に絵を見せながら説明してくれた。石膏を扱う職員はどんな風

になるのか、どうやって石膏を扱うかを説明してくれ、当然何も払わずに病院を出た。さすがに駐車料金は保険でカバーされてい

ないので、それだけ払った。完璧とは言えないイギリスの保険制度だけど、それでも最高だよ。

●↑アメリカ人として、それは信じられない。妻子がケガや病気をしたらどうしようかと不安になるほどだ。

●↑うちの娘も去年の10月に骨折したよ。自己負担は4500〜5000ドル(約45〜50万円)だった。保険でカバーされて20%になるか

らだが、全額負担だと25000ドル(250万円)になる。

●↑はぁ? カナダ人として思うけど、それはありえないし信じられない。戦争にそんなお金をかけているなら、自国民の面倒を

先に見るべきだと思うね。

●オーストラリア人だけど、去年18歳で心臓の手術を受けた。国民皆保険でなければ死んでいるか借金だらけだったと思う。

●アメリカにようこそ。(70%の破産者は医療費から)

●日本から。子供もなく独身。自分の場合は全収入の4%くらいを払って国民健康保険に入っている。自己負担は30%で、美容に

関係ない歯科も含む。超過額は前年度の収入による。
・負担はかなり安いよ。MRIは60ドル(約6千円)ほどで、20ドルを自分で支払って残りは保険でカバーされた。薬が検査より高い

ときがある。ぜんそくの診断に15ドルほど支払ったけど、基本的な処方箋に20ドルとかね。自分が払うものはそれだけで、70%は

保険で払われる。
・カウンター越しの薬はかなり高く保護されている。アメリカで500個のアスピリンが3ドルだったのに比べてここは10個ほどが6

ドルもする。この辺の均衡をなんとかしてほしい。
・他の問題として個人クリニックで高額を請求しているのではなければ、医師の給与が低い。診断そのものが安いからである。利

益のために何度も不必要に診断に来るように患者を促すように出来ている。これは患者も医師も両方の時間の無駄である。
・自分で医師を選べる。専門医で別の医師から差し向けられた場合ではないときは、特別料金を払わないといけないときもある。
・病院は孤独な老人たちで混雑している。
・抗生物質、点滴などの薬剤は広く過剰に処方されている。
・健康診断が企業などからカバーされている。
・自分が知る大きな問題は、システム全体の支払い能力である。
効率と維持という側面では欠点はあるが、それでも全体には良く、安く済むシステムである。

●ドイツに住むアメリカ人だけど、付け加えると医療費が掛かるところでも、アメリカで保険に入っているより安い。初めてこっ

ちに引っ越してきたとき、まだ保険に入る前に医者にかかった。すると診察料は30ドル(約3000円)だった。アメリカならそれが

200ドル(約2万円)くらいする。こっちに住んでアメリカのシステムがどれだけ崩壊しているかを知った。アメリカでは保険に入

っていても借金だらけになる。それはもう保険ではない。

●フランスから。ガンになったからといって破産はない。税金はアメリカより高いけど、医療制度の効率はいいよ。


各国の良いところ悪いところは、その国の中だけで過ごしているとなかなか気づきにくいものです。

こうして他国の人々と比較できる場があるのは、自国のシステムについて考える良い機会となっていますね。

アメリカの医療制度については、こちらもどうぞ。
TPP参加で日本もやばい?「アメリカの保険システムがどれだけ最低なのか」恐怖の現状

Redditors who live in a country with universal healthcare, what is it
really like?

【医療費が払えず自己破産が続出するアメリカ人から質問「ほかの国の医療事情はどうなの?」】を全て見る(情報提供:らばQニュース)
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【アメリカ】「皆保険は要らない」半数超え 問題続出で崖っぷちのオバマケア
The Liberty 2013.11.20
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6941

 オバマ米政権が窮地に陥っている。看板政策である新医療保険制度(通称・オバマケア)の加入手続きで不具合が相次いでいるか

らだ。
来年1月から医療保険への加入が義務づけられるのを前に、10月からインターネットでの申し込みが始まったが、ポータル・サイ

トのエラーや反応が遅いといったシステム障害が続出。政府は10月末までに50万人の手続きが完了すると踏んでいたが、実際には

約10万人にとどまった。
 問題はこれだけではない。これまでオバマ大統領は、既に医療保険に加入している場合は、その保険プランを継続できると説明

していたが、新制度の基準を満たさないプランに加入していた人に解約通知が届くケースが相次いだ。オバマ大統領は謝罪すると

ともに、これらのプランの契約の1年延長を認めると発表するまでに追い込まれた。
 再選を意識せずに済む2期目に入り、独自の政策をさらに進めると見られていたオバマ政権だが、世論の逆風が吹き始めている

。調査会社ギャラップが18日に発表した世論調査では、「国民皆保険は政府の責任ではない」と答えた人が56%に上り、2000年の

調査開始以来、最も多くなった。オバマ政権の福祉国家路線に国民が「NO」を示した格好だ。ワシントン・ポスト紙とABCテレビ

が行った最新の調査では、大統領の支持率はひと月前から6%落として42%。不支持率は就任以来最悪の55%に達した。
 米下院は15日に、オバマケアの基準を満たさない保険商品への契約の1年延長などを認めるオバマケア修正法案を可決したが、

大統領の身内である民主党からも39人の“造反"が出るなど、オバマケアのトラブルをめぐる不満は党内でも高まっているようだ

。クリントン元大統領もこのほど、制度変更が必要との認識を示している。
 オバマ政権下でアメリカの左傾化が危惧されてきたが、「保険に入るも入らないも個人の自由であり、政府が決めることではな

い」という認識は根強いといえる。こうした、自由を重んじるアメリカ的な声が、さらに広がることを期待したい。

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